MENU

久安寺ブログ

Blog

BLOG 動画

New Blog最新ブログ



2023年6月25日

紫陽花満開



今年も6月15日から、毎年恒例の「あじさいうかべ」の開始を無事に迎えました。見頃を迎えた色とりどりのあじさいを摘み取り、具足池に「元気に咲いてくれてありがとう。お疲れさまでした」と感謝を込めて並べていきます。
5月末に阪急沿線おでかけ情報紙2023「TOKK(トック)」6月号に掲載いただいたおかげもあって、各団体さまをはじめ、たくさんの方々に足を運んでいただきました。ありがたいことに休日を含め超満員となることが多い中、近隣の方々にはご迷惑もおかけしているのですが、毎年温かくこの時期を見守っていただいていることに本当に感謝しかありません。また、TOKKには2022年の11月号に引き続き載せていただいて、こちらもありがたい限りです。
私も皆さまに感化されながら、お多福紫陽花、ハート形の紫陽花、ガクアジサイなどをパシャリと撮ってTwitterやInstagramに載せていましたが、時には巨大おたまじゃくしがフレームインしたこともありました。話題のサカバンバスピスにも負けない表情でこっちを見ているので、シャッターを切らずにはいられませんで(笑い)。別な日には、蜥蜴だったり、カモの親子だったりもお見掛けし、「これは、多分どこかでお猿もあじさいうかべを見ているな」と、そんな推理をした私です。
皆さま、紫陽花に限らず、6月も久安寺にお越しいただき誠にありがとうございました。



2023年6月14日

あじさいうかべ



6月になってから、咲き具合が1割、3割、4割、そして7割と境内の紫陽花を日々チェックしていた私ですが、いよいよ6月15日から7月2日にかけてスタートする「あじさいうかべ」、その前日のことを今でも覚えているのです……。まるで夏を涼しむ怪談話でも始まりそうですが(笑い)、決してそんなことではなく、14日は何とも自然豊かな日であったのです。
まず、お猿がビワを食べに久安寺へ。それから、カルガモが水辺でそわそわしていたり、おたまじゃくしはおたまじゃくしでも、ぷっくりとしたフォルムの巨大おたまじゃくしが、今にも地上に出るぞ!とでも言わんばかりにこちらを見ていたりと。普通ならば、今日はやたらと出くわす一日だなと不思議に思ったところですが、私「ははーん、さては」とそのときばかりはピンときましたね。「ああ、お猿はあじさいうかべを一日フライングしたから、ごまかしてビワを食べているのだな」と。カルガモと巨大おたまじゃくしも、明日が待ち遠しいのだなと。
なんて、そんなちょっと小ネタを挟みましたが、無事に翌日からあじさいうかべを行えることに、改めてホッとしていたのです。昨年まではコロナのことを考えなくていけなかったり、今年は鹿に紫陽花を食べられてしまっていることだったり、何かと悩みがありながらも、明けない夜はないのだなと。



2023年6月11日

関西花の寺三十周年記念御朱印の授与



6月も、真言禅の会をはじめ写経、写仏の会を開きましたが、ご参加いただきありがとうございました。梅雨時期ということで、雨降る日が多い月であるにもかかわらず、久安寺へのご参拝だったり、月例体験へのご参加だったりと、皆さまが足を運んでくださることに本当に感謝です。タイサンボクや夏椿、そして睡蓮が見頃だったかなと思いますが、ご覧になっていただけたでしょうか。
また、その中の睡蓮ですが、朝になると花が開いて夕方になると睡眠(しぼむ)するという。何だが、その姿を見ていると、朝になると起きて、だんだんと眠りに落ちる私たちのようだなと親近感を覚えたり。
さて、6月半ばから始まる一大イベント「あじさいうかべ」が始まる少し前から、あじさい切り絵御朱印、花きりえ、関西花の寺三十周年記念御朱印の授与が25ヵ寺でスタートしたり、それから観音寺さまにて厳修を行ったりと。記念御朱印は300枚限定ではありましたが、無事に皆さまのお手元に渡っていたら幸いです。新授与品の花きりえも、25ヵ所の各寺院でデザインが違うので、ついつい集めたくなってしまいますね。
皆さま、まだ大分先にはなりますが、11月には「もみじ切り絵御朱印」が始まりますよ。ぜひぜひ、今後とも久安寺をはじめ、関西花の寺をよろしくお願いいたします。



2023年6月 3日

あじさい切り絵御朱印ー6/3より1ヶ月間限定、授与開始。



5月から6月に移り変わる頃、久安寺の参道に大紫露草を見つけました。「蛍草」とも呼ばれる青色のツユクサもよいですが、こちらの紫色のツユクサも負けず劣らずです。ほんのちょっと咲いている姿を眺めているだけでも、花言葉のとおり「ひとときの幸せ」を感じたのでした。
さて、6月のはじめは、金糸梅や柏葉紫陽花が開花し始めたり、睡蓮は最盛期だったりと、そんな久安寺の花模様だったでしょうか。また、モリアオガエルの卵は約30生みつけられていたような。
そして、この時期になると、もう毎年言っているような気がするのですが、柏葉紫陽花ってどこか「御祓い棒(大麻/おおぬさ)」に似ているなと。やっぱり今年も思ったわけです。そう考えると、柏葉紫陽花が自然に吹く風に揺られるたびに、厄払いが行われているような気がして、何だか有難い心地にならずにはいられません(笑い)。
ちょうど1年の半分まで日々が過ぎ、疲れたなとか、ちょっと心が重たいなとか、そんなことも感じてしまう頃でもあるかと思いますが、そんなときには、久安寺でもどこでも柏葉紫陽花を眺めにいくだけで、花言葉の一つである「慈愛」が、皆さまを優しく包み込んでくれると。そんなふうに思っております。