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久安寺ブログ

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2022年4月29日

西洋シャクナゲは来月かな


4月下旬は、久安寺に咲く和シャクナゲの花を見ながら、「西洋シャクナゲは来月かな」と、少し先の5月の姿を思い浮べていました。シャクナゲには日本石楠花(シャクナゲ)と西洋シャクナゲとがあります。その見分け方は、葉の裏を見ると分るでしょうか。裏側に細かい毛が生えているほうが和になります。
そんな和シャクナゲを見ていると、その花のつき方というか、集まって花がまとまって見える感じが、何だかブーケのようにも思えるなとか、上手に摘み取れば「あじさいうかべ」のように浮べることもできそうできっとキレイだろうなとか、そんなことを思ってもいました。
また、西洋シャクナゲのように5月に咲く花としてアヤメがありますが、ひと足早く咲く一初が咲いて、凛とした姿を見せてくれました。雨に濡れた一初、何とうつくしいことか。
正岡子規の「いちはつの 花咲きいでて 我目には 今年ばかりの 春ゆかんとす」を思い浮べたり。
既に多種多様の彩りが見える久安寺ですが、これからますます盛んになりますから、月例体験や参拝やお散歩ついでにお立ち寄りいただき、ぜひ眺めていってください。
振り返れば4月もたくさんの方々にお越しいただきましたね。
最後の月例、不動明王の御縁日、護摩祈祷にご参加いただいた皆さまにも心より感謝です。


2022年4月18日

ちょっと贅沢でうれしい悩み


4月も半分を過ぎると、ミヤマツツジにアカヤシオ、シャクナゲ蕾にイチハツに、さらにツバキ、シャクナゲと、もう久安寺の花たちが見頃だったり咲き始めだったりと慌ただしく、開花を追いかけるのがさあ大変だ、なんてちょっと贅沢でうれしい悩みを抱える今日この頃でした。
下旬に差しかかると、紅花常盤万作、ハナミズキ、ヤマエブキも加わって、その何ともいえない美しさに目を奪われっぱなしでした。
さて、花にも性格というのか、好む場所というのがあって、ひなたでさんさんと太陽を浴びたい花もいれば、日陰で涼しくありたい花もいます。そんな後者として久安寺で当てはまるのはアヤメ科の著莪(シャガ)でしょうか。葉の形はまるで剣先のように鋭くシュッとしています。花の形は…これはいつも見るたびに思ってしまうのですが、色というのか、ひらひらくねくねっとした感じが、何だか「クリオネっぽいな」と(笑い)。
そんな気づきから愛着がわいたシャガことクリオネアヤメがかわいくて、ついつい会いに行ってしまう私です。
野生でも生えているようですが、葉の特徴として、踏んでしまうと滑りやすいという一面も持っているので、見つけた際は足元にご注意ですよ。


2022年4月15日

花まつり


4月の上旬から半ばにかけてはいろいろな行事がありました。
まず、8日は「花まつり」の日でした。遡ること約2500年前、今のネパール王国、当時はルンビニーと呼ばれていた小さな村で生まれたおしゃかさま。その記念すべき生誕の日をお祝いします。「すべてのいのちは美しい」ですね。
甘茶をおしゃかさまに注いでから拝み、めがね菓子を持ち帰っていただく。当日は9時から16時まで開放していましたが、お越しいただいた方々、また、久安寺に直接来られなくても心の中でおしゃかさまを思い、手を合わせてくださった皆さまに幸あらんことを。
その翌々日には毎年恒例の関西花の寺25ヵ所霊場会 第23回 花法要が開催され、京丹後市の如意寺に出仕してまいりました。桜、空、海、仏。お天気良く、最高の一日でしたよ。そして、また翌々日には久安寺にてモミジを久安寺奉賛会の皆さんと植え付けいたしました。5本のモミジと共に、私たちも日々少しずつ育っていきたいですね。育つというと子供ばかりに当てはまるようにも思えますが、心の成長というのは年齢を問わず育ったり後退したりするものだと思いますよ。
さらに14日は月例の文化財公開もありましたが、その日に阿字庭にて見た大師さまが桃色椿といい感じに寄り添っていて、思わずパシャリと写真を撮ってしまいました。
皆さまも、久安寺に来たときには花々とのひとときを楽しんで行ってくださいね。


2022年4月 4日

さまざまなお花が咲く季節


4月初旬を思い返すと、目に見える景色だったり、私たちの生活だったりと、どこかしこも春一色になったような気がします。ちなみに、空の話では、春をもたらす雷の知らせとして雷乃発声(らいすなわちこえをはっす)というのがあるんですって。
さて、そんな頃のこと、久安寺の景色を見渡すと、「おや?一角に白い風景が見える…。これはもしや季節外れの雪か?!」なんて(笑い)、まるでそんなことを思わせてくれるかわいいお花の雪柳が咲きました。ススキのように枝垂れていて、そこに白い小さな花をたくさんつける。「愛らしさ」という花言葉を持つ雪柳です。
また、二十四節気の清明に入ると、「万物ここに至りて皆潔斎にして清明なり」でもあり、さまざまなお花が咲く季節です。紫八潮躑躅だったり、虚空園の白木蓮だったり、桜も満開になって、久安寺が花の寺の名によりふさわしくなってきましたよ。
ある日には、「枝垂桜は、もう見頃ですか?」というおたずねも電話でいただきましたね。そんなふうに楽しみに待ってくれている皆さまがいるのだなと思うと、うれしくなりました。
そして何より4月も変わらず無事に月例行事を開き、皆さまにご参加いただいたことに感謝です。
真言禅の会では阿息観を体験しましたね。写経・写仏の会も含め、また気軽にどうぞ。


2022年4月 3日

4月予定


本日、真言禅の会、ご参加ありがとうございました。阿息観を体験していただきました。
お電話でおたずねありました。枝垂れ桜は6分咲きくらいでしょうか。
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4月8日金曜日
11時 花まつり降誕会
14時〜15時 写経の会