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とんど焼き2022

1月半ばは久安寺のとんど焼き、そして文化財公開の日でした。天気も青空に恵まれ、いくぶんか暖かい中で行えたのが何より。皆さまからお持ちいただいた注連縄や正月飾り、古いおふだ、御守り等を焚き上げさせていただきました。ご参加いただき感謝です。
暦の上では、七十二候の「小寒・水泉動しみずあたたかをふくむ」に入り、これから一歩一歩と春へと向かっていくのでしょうか。待ち遠しいですね。
とんど焼きとは、新たな年を迎えるにあたって入れ替える古いものを焚いて浄化する。
そして、その浄化によって空にできる煙の道を通って歳神様が天界へと戻って行かれる。そんな儀式の日でもあります。
歳神様は、皆さまがお正月の準備を整えることで元旦の日になれば、その家々にやって来て幸をもたらしてくれます。お正月に伴うあれやこれやの全てが歳神様をお出迎えするための手はずとなり、それを受けた歳神様からは「ありがたや、ありがたや。ならば、お返しに幸をやろうぞ」と。
例えば、誰かに親切にされたら自分も同じように親切にしたくなるように、歳神様も、皆さまの温かい心に対して返事をしてくれているように思えますね。
また、時節柄とんど焼きに少人数で来られる配慮をいただいた皆さまに改めて感謝申し上げます。
そんな皆さまにこの言葉を。
「あなうれし、行くも帰るもとどまるも、我は大師と二人連れなり」 同行二人。