風鐸、宝鐸
10月半ばには文化財公開の日、下旬には不動護摩祈祷の日がありました。
文化の日に宝物殿の文化財公開をしたのですが、大黒天さまにご参拝いただけましたか?
前にも少し紹介しましたが、五穀豊穣をつかさどり、飲食を豊かにしてくれる大黒天さまです。「大黒さま」とも呼ぶでしょうか。御真言は「オンマカキャラヤソワカ」ですね。福々しくて大好きです。
そして、久安寺に参拝に来られた方から、「お堂の天井の隅っこに吊るされている物って何ですか」と質問を受けたので、ちょっと紹介を。あれは風鐸(ふうたく)もしくは宝鐸(ほうたく)と呼ばれています。
お堂の軒の四隅に吊り下げられているのですが、邪気除けの意味でつけられていて、風鐸の清らかな音が聞こえるところでは災いが起こらないとされているのです。
また、コロナによる緊急事態宣言が解かれたことで、久々に阪急交通社さんの西国薬師霊場団参ツアーの皆さまが来られました。お薬師さまもおまいりいただき喜んでおられます。
久安寺の薬師如来像は1200年前の池田市最古の仏像であり、池田市指定の重要文化財として、宝物殿にお祀りしています。
今月も月例行事や参拝や、本尊・千手観音さまの縁日など、久安寺に来ていただきありがとうございました。