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久安寺ブログ

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2020年10月26日

狸の信楽焼

11月が目の前までくると、もうすっかりと秋ですね。久安寺の参道のセンリョウの実がぼちぼちと色づいてきました。花自体は夏に咲きますが、果実は今から2月辺りまで生りますよ。利益・富・財産・裕福といった花言葉から、縁起物としてお正月に飾られることが多いです。
同じく参道・本坊には、まさに秋の花は私だ!とでも言わんばかりの「シュウメイギク」も咲きました。漢字で書くと「秋、明、菊」。濃い目のピンク色をした花びらなのですが、秋に明るい花を開かせる菊だなんて、日本のようにはっきりと春夏「秋」冬のある国ならではのネーミングだなと感じてしまいますね。
また、久安寺のシュウメイギク付近には狸の信楽焼の姿も。
狸の信楽焼は、可愛いだけでなく、頭に被っている傘には厄・難を寄せつけない、ひょうたん型の徳利には人徳を身につけるなどを合わせて8つの縁起を持っているんです。
つまりは「たぬきがみ様」のような存在とも呼べるのでしょうか?なんて。
ほかにも、「たぬき」の語呂から「他(た)の人を抜いた力を発揮できる」のような願掛けとしても親しまれている存在ですよ。
そして、今月も月例行事の最後として、不動護摩祈祷をさせていただきました。
皆さんの護摩木に記したお願い事がきっと叶いますように。

2020年10月20日

ホトトギスの花

たびたび久安寺にふわりと飛んでくるアオサギさん。今月もやって来ていました。毎年、7月にアジサイを浮かべる具足池は皆さんにも人気なスポットですが、アオサギにとっても、具足池はお気に入りなようです。水面の真ん中にある岩の上には小さな太師像がありますが、その傍に1羽のアオサギが凛と立っていましたよ。まるで、弘法太師さまから何かの指令のために呼ばれたかのような・・・。いったい弘法太師さまとどんなお話をされていたのでしょうね。
さて、10月の下旬に差しかかった頃のとある日のことですが、朝日に照らされてるホトトギスの花が美しくて感銘を受けました。
ホトトギスと言えば、久安寺と縁のある豊臣秀吉公が「鳴かぬなら 泣かせてみせよう ホトトギス」と詠んだ鳥の一句が有名ですが、この花の由来も、そのホトトギスからきているんですって。
ホトトギスの胸、おなかの辺りの模様が「まだら(斑点)」のように見えるのですが、ホトトギスの花も同じような模様をしているので、そこから付けられた名前だとか。
花言葉は「永遠にあなたのもの。 秘めた意思」。8月から11月まで楽しめる花なので、ぜひ、そんなロマンチックな心を持つ花に会いに来てみてくださいね。

2020年10月15日

七五三詣り

「花少なし季節」、冬が近づいていくほど段々と花の数も少なくなっていきますが、まだまたアベリアだったりキンモクセイだったり、10月の半ばになっても、久安寺を明るく照らしてくる花たちがいます。
アベリアは薄いピンク色をしていて、キンモクセイは黄色く小さな花を咲かせます。どちらも可愛い花ですが、アベリアは癒し系とでもいうのでしょうか、「ずっと見ていられるな」と、そんなふうに思わせてくれますね。キンモクセイは、どことなくスズランとも似ているような?
肌寒い季節になると、つい気持ちまで下がってしまうこともありますが、そんなときに明るい色が目に入るだけで、一瞬で心に明かりが差すような気がします。なので、花のエネルギーってすごいなと思いますし、感謝です。
さて、ちょうど半ばには月例行事の文化財公開日がありましたが、ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。行事に参加してくださった方々からは、よく「腰掛石はどこにありますか?」とおたずねされることも多いのですが、豊臣秀吉公がおすわりになったと伝わるその場所は「鐘つき堂」のとなりにございます。
ぜひ、おすわりになってみてくださいね。
また、久安寺では、お子さまの健やかな成長を本尊千手観音さまに祈願する「七五三詣り」の申し込みを受け付けておりました。千歳飴・御守・絵馬を授与していますので、ご希望日時がありましたら気軽にお問い合わせください(奉納料は5,000円です)。

2020年10月 2日

具足池前に咲くヤマハギ

夏から秋にかけて咲き、秋の七草の一つとして知られるヤマハギを眺めながら「9月も、もう終わりか」、なんてそんなことを思いながら訪れた10月のはじまり。
久安寺の具足池前に咲くヤマハギですが、その花言葉は「思案」。今年も大分終わりに近づいてきたからか、ヤマハギに誘われて、何だか物思いにふけってしまったのでしょうか。
また、久安寺の裏庭には、今から20年前ぐらいでしょうか、先代が植えたバナナの木があるのですが、それを眺めていると「風格」という言葉を持つだけのことがあり、大きな葉っぱを立派につけている姿からは、頼もしさや逞しさを感じるばかりでした。
ちなみに、バナナの木は、たくさんの黄色い実を房でつけることから縁起がいいと言われたりもしますよ。
さて、10月の初旬には真言禅の会、写経の会、写仏の会と3つの月例行事がありました。
ご参加いただいた皆さん、どうもありがとうございました。8日に行った真言禅の会では定例のもののほか、ご予約をいただいたグループでの会もあり、お久しぶりの面々とのうれしい時間も過ごさせていただきましたね。
定例の日は予約不要ですが、修行体験などのグループでの予約は2人以上から随時受け付けているので、ぜひ気軽にお問い合わせください。ご都合の良い日時で検討させていただきます。

2020年10月 1日

10月の予定

ヤマハギが少々咲いています。
明日で9月も終わりですもんね、もう。

10月の月例行事
4日 真言禅の会
8日 写経の会
10日 写仏の会
15日 文化財公開
28日 不動護摩祈祷