月例不動護摩祈祷
5月下旬の久安寺は「オガタマノキ・カルミア・シャクヤク・スイレン・ヤマボウシ」といった花々が見頃を迎えていました。
シャクヤクの花には「はにかみ」という言葉があります。
ことわざに「立てば芍薬(シャクヤク) 座れば牡丹(ボタン) 歩くすがたは百合の花」というものがありますが、シャクヤクの茎がすらりと真っすぐ伸びているところから、女性の姿勢の美しさに例えられたりもします。花の姿からも、小さく開いているときは、はにかんでいるかのようで、満開に開いているときには笑顔をイメージさせるような、可憐な雰囲気を感じるものでした。
そして、カルミアの花には「優美な女性」という言葉があります。
閉じているときには、まるで甘いお菓子がなっているかのようにも見えて、開いているときには、まるで日傘が開かれているかのような姿をしている。色は、白や桃色や梅色といったところでしょうか。一度見ると忘れられないような特徴的な花ですよ。
また、28日には月例不動護摩祈祷を修し、不動明王の御前にて皆さんのお願い事の祈願をいたしました。当たり前の日常、穏やかなときを待ちわびるばかりです。