2020年5月28日月例不動護摩祈祷5月下旬の久安寺は「オガタマノキ・カルミア・シャクヤク・スイレン・ヤマボウシ」といった花々が見頃を迎えていました。 |
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2020年5月15日
草抜き奉仕
5月10日には、年に一度の「草抜き奉仕」がありました。小雨という空模様にもかかわらず、20名もの方々に集まっていただき、本当にありがとうございました。
また、久安寺の本堂の屋根瓦の修復工事や仏塔の補修工事が終了しましたが、ご協力いただいた皆さまにも感謝、感謝です。
草抜き奉仕の翌日からは、晴れやかな天気が続き、ちょうどシランやキショウブが見頃でしたが、特にキショウブの印象が心に残っています。
不動明王像の前に咲き広がっているのですが、太陽の光をたくさん浴びているキショウブというのが、一段と黄色が映えて美しくて。キショウブの花言葉、幸福をあらわしているかのようでした。
また、不動明王は一見するとちょっと怒ったような表情をしているので、怖い存在に思われるかもしれませんが、実は、力強くも優しい心を持たれているお方ですよ。私たちの心が間違った道に外れてしましそうになったときに、怒ってでも力づくでも、元の道に引きずり戻そうとしてくれる。そんな心が表情にあらわれて、あのような険しいお顔をされています。2020年5月11日
薬師如来縁日
雨風や黄砂に吹かれても、花は変わらずに咲く。
少し前の、4月下旬ごろだったでしょうか。薬師堂前に咲くハナミズキを見上げたときに、ふとそんなことを思いました。ハナミズキは、薄紅色が美しく、まるで手を大きく広げて、空からの光を受けとめるかのように開く花の咲き方も印象的です。花言葉は返礼や「私の思いをどうぞ、受けとってください」というもの。そんなハナミズキを見ていると、逞しさだけでなく、私たちに光を分け与えてくれるような優しさも感じるものでした。
また、5月のゴールデンウィーク前後には、純白のオオデマリ、むらさきのグラデーションが目を惹くジャーマンアイリス、真っ赤な西洋シャクナゲという、エレガントさを感じる花が揃っていました。西洋シャクナゲは芳泉庭に咲くのですが、その近くにはお釈迦さまが御年35歳で悟りを得た、に続くように菩提樹もあります。
そして、8日は薬師如来縁日ということで、薬師堂にて薬師法を修し、皆さんの病気平癒やコロナ収束への思いを祈願させていただきました。
「病なきときはすなわち薬なし 障りあるときはすなわち教あり
妙薬は病を悲んで興り 仏法は障を愍んで顕わる」
弘法大師 空海『秘蔵宝鑰 第四』2020年5月 4日
「ボタン・イチハツ・シャガ」が見頃
5月初旬の久安寺は、先月から引きつづき「ボタン・イチハツ・シャガ」といった花々が見頃のときでした。その中のイチハツには「付き合い上手」という花言葉があります。4月や5月というのは、本来、入学や入社などの新しい生活が始まるときです。そういったときにこそイチハツの花が「大丈夫。きっと上手く付き合えるよ」と背中を押す出番なのですが...。来年は、今年の分もたくさんのエールが、皆さんのもとまで行き渡りますように。
また、その頃にはアオサギの姿をよく見かけていました。アオサギといえば、天からの使いとも呼ばれ、縁起のいい象徴のひとつ。そんなアオサギが、毎日久安寺に来て何をしているのかな?と思えば、なんと観音さまに会いに来ていたんですね。
観音さまは、慈悲の心で苦しみや病気や厄から人々を救ってくださると言われていますので、アオサギと一緒に、コロナの収束や皆さんの祈願を、一つも取りこぼすことのないように...なんて、安寧にまつわる話をしていたのではないでしょうか。2020年5月 2日
5月中の堂内月例行事の開催中止
コロナウイルス感染症の状況を受け、5月中の堂内での月例の行事の開催中止を決定いたしましたので、お知らせします。
<5月 月例行事中止>
真言禅の会・写経の会・写仏の会・文化財公開
会館としても使用している薬師堂が建てられて32年、初めてクロスを張り替えました。