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久安寺ブログ

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薬師如来縁日

雨風や黄砂に吹かれても、花は変わらずに咲く。
少し前の、4月下旬ごろだったでしょうか。薬師堂前に咲くハナミズキを見上げたときに、ふとそんなことを思いました。ハナミズキは、薄紅色が美しく、まるで手を大きく広げて、空からの光を受けとめるかのように開く花の咲き方も印象的です。花言葉は返礼や「私の思いをどうぞ、受けとってください」というもの。そんなハナミズキを見ていると、逞しさだけでなく、私たちに光を分け与えてくれるような優しさも感じるものでした。

また、5月のゴールデンウィーク前後には、純白のオオデマリ、むらさきのグラデーションが目を惹くジャーマンアイリス、真っ赤な西洋シャクナゲという、エレガントさを感じる花が揃っていました。西洋シャクナゲは芳泉庭に咲くのですが、その近くにはお釈迦さまが御年35歳で悟りを得た、に続くように菩提樹もあります。

そして、8日は薬師如来縁日ということで、薬師堂にて薬師法を修し、皆さんの病気平癒やコロナ収束への思いを祈願させていただきました。

「病なきときはすなわち薬なし 障りあるときはすなわち教あり
 妙薬は病を悲んで興り 仏法は障を愍んで顕わる」
 弘法大師 空海『秘蔵宝鑰 第四』

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