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久安寺ブログ

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2020年2月28日

3月の予定


本堂の北側の庭園、虚空園です。

3月は体験日、日曜日が多いですよ↓

1日日曜日8時「瞑想と朝粥の会」
8日日曜日14時「写経の会」
10日火曜日10時「写仏の会」
15日日曜日14時「文化財公開」

どうぞお気軽にご参加、ご体験ください。

2020年2月27日

関西花の寺25カ所めぐりと美食の旅

2月から3月の上旬は「今年も梅が咲き広がるときがきた」ということから、梅花(ばいか)の候ともいうのですが、当山の本堂・北側にある庭園の虚空園にも紅白の色鮮やかな梅が咲いております。梅は古くから縁起あるものとして伝わっていますね。まず「梅」の文字は、「木」と毎日の「毎」から成り立っています。そこからは、木が毎日すくすくと育つことが連想され、人に当てはめれば、豊かな毎日を送れるように守ってもらえるものと、捉えられているのです。

それにくわえて、出会いの季節の先陣をきって開花するかのような早咲きからは、良い出会いや縁などを早くにもたらす。辛いことがあっても、その悲しみを長く続かせない。そんな心の豊かさを授けるパワーがあるともいわれていますよ。なにせ、紅白の2色は昔から「めでたい物事」に用いられるものです。参拝や体験に参加された際には、ぜひ、当山に咲く梅たちからエネルギーをいただいてみてください。

そして、「関西花の寺25カ所めぐりと美食の旅」。今年も阪急交通社さんからパンフレットが出ております。「関西花の寺霊場ツアー」は全8回。久安寺には第5回の6月21日〜29日のうち、全14団体さんが企画されているようです。アジサイを池に浮かべて、皆さまをお待ちしておりますね!

2020年2月15日

雪中四友

2月の月例行事として、8日に「写経の会」、10日に「写仏の会」、そして15日には「文化財公開」がありました。ご参加いただき、本当にありがとうございました。
その頃には蝋梅・白梅・赤梅のように、春よりも一足早くに咲く花、山茶花(サザンカ)の姿も本堂の周りで見られるようになりました。本堂から廻廊を通り、三十三所堂へ入れば、西国33観音霊場のおすがたをおまつりしています。歩くときには 「み仏の声を聞き 合掌の心」を観じましょう。

さて、春より前に咲く花というのに関連する言葉の中に、「雪中四友(せっちゅうの しゆう)」というのがあることはご存じでしょうか。
冬の雪降る季節に咲く花の中から4種、蝋梅・山茶花・水仙・玉梅というのがそれにあたり、普段は筆や文字をたしなむ文人たちが、趣味として画を描くときの題材にと、昔から定着している花々です。当山でも文人たちが好む景色を味わえることができますので、ぜひ風流を感じてみてください。

そして、少し前になりますが、1月28日の朝日新聞・夕刊のテレビ欄の下にトラベル日本さんが「関西花の寺二十五カ所霊場」の広告を掲載してくださっていました。久安寺は第12番となっています。ツアーに参加されますと、境内の案内や説法をさせていただくので、気軽にご参加ご参拝くださいね。

2020年2月 6日

白梅と赤梅

2月上旬、久安寺には白梅(ハクバイ)や赤梅(コウバイ)が咲き始めた頃でした。
春の花が咲くのはもう少し先ですが、この時期は早咲きの花を楽しめるときです。花は、目にするだけでも心が晴れやかになるものですが、花それぞれが持つ言葉というのも感慨深く、それを知ると改めて気付かされたりすることもあります。

白梅が持つ「気品」、「忍耐」。赤梅は「忠実」。
その中の忍耐は、身に起こるつらいことを我慢するという意味もありますが、感情任せに動いたり、人に当たったりすることは自分にとって良いことをもたらさない。後の大きな後悔につなげないためにも、忍び耐える心は必要なものだと諭す解釈もできます。

赤梅の忠実は、真心をもって物事に尽くすという意味ですが、「忠」とは嘘やごまかしのない真っすぐな心のことをいいます。「実」には、きちんと備わっているという意味がある。もしかすると、花にも心を諭す力や清める力が込められているのかもしれませんね。

そして、今年も「関西花の寺25カ所花めぐり・花説法とグルメ旅2020」のパンフレットがトラベル日本さんから届きました。表紙には久安寺のアジサイ浮かべの画像を使われていて、大変ありがたいです。ツアーは日帰り全10回。久安寺は第6回の6月27日〜7月4日の期間となっていますので、お楽しみに。

2020年2月 1日

夜19時から節分会

2月初旬、月例行事の「真言禅と朝粥の会」から、今月も皆さまを久安寺にお迎えしました。冬の朝8時~9時という、寒さがこたえる中での体験から始まりましたが、遠いところより来ていただいた方をはじめ、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。体験の場は来月もありますので、またご参加ください。

そして、2月3日の節分には、夜19時から「節分会(せつぶんえ)」を行いました。
さて、節分といえば日本に昔からある風習ですが、豆まきをする目的にはいくつかの理由があることをご存じでしょうか。1つは「魔」というものを滅する目的。人を悩ませたり、悪いことを考えさせたり、煩悩を働かせたりする「魔」を豆を用いて祓い清めることがはじまり。
他には、冬の終わりから春へと季節が移り変わるときに体を壊しやすいことが「悪鬼(あっき)」の仕業じゃないかと考えられ、それを祓うために豆を用いるようになったという説などもあります。

また、節分の日の日に食べる恵方巻きには、「良い兆しをもたらす方角」に向けて静かに願うと災いが清められるという意味合いが込められているようですよ。
今年の節分会は足元の悪い中となってしまいましたが、参拝いただきありがとうございました。