|
2023年5月26日池田市歴史民族資料館の特別展『池田の地宝』5月下旬、10月より展示される「池田市歴史民族資料館の特別展『池田の地宝』」に向け、前段階の撮影が久安寺にて行われました。千年前の像である池田市指定の重要文化財、当山の増長天さまをパシャリと。皆さま、秋の展示をぜひ楽しみにしていてくださいね。 |
---|
-
New Blog最新ブログ
2023年5月15日
純絶滅危惧種"モリアオガエル"
毎年5月頃になると、久安寺の池にてモリアオガエルの卵塊の姿が見え始めるのですが、今年も無事にその様子をうかがえました。ちょうど文化財公開の日に発見したような記憶が。モリアオガエルは大阪府の純絶滅危惧種に指定されていますから、大事に大事に育てていきたいですね。なんて、まるで親にでもなったかのような気持ちで見守ってしまいます。雌が泡の中に産卵し、雄が集まってきて受精を済ませた後、約10日後に孵化をする。そしてオタマジャクシの子が雨を待ち、泡とともに池に落下を。
さて、そんなモリアオガエルでありますが、卵塊を見つけた翌朝のこと、屋外にある電力盤を開けたら何と中にモリアオガエルがおられまして。思わず「ん!?」と。久安寺とも縁のある豊臣秀吉公が、一夜にして城を築いたとされる墨俣一夜城の話の如く、あの卵塊から一夜にして立派に成長されたのかと目を疑ってしまった私です(笑い)。
朱雀池には睡蓮が咲き始め、「ああ、7月になるとここにハスが咲くのだな」と待ち遠しく思いながら、あの子たちが無事にすくすくと育ちますようにと願うばかり。そして、いつか聞いてみたいですね。「モリアオガエルさん、久安寺の居心地はどうですか?」と。2023年5月 9日
木に咲くお釈迦さまの腰掛け
5月も少し経ったとある爽やかな日、良いお天気の下、虚空園の山側にて小賀玉木(オガタマノキ)が咲いていました。小賀玉木はモクレン科ですから、白木蓮や紫木蓮と同じく、木に咲くお釈迦さまの腰掛けのように感じます。ハスが咲くまでにはまだ少し時間がありますが、夏のひと月だけでなく、いろいろな時期にいろいろなところでお釈迦さまが温かく見守ってくれていると思えば、何だか「自分は一人きりではない」と心が強くなれるような気がいたします。久安寺に参拝に来た際には、ぜひ花を見て励ましを感じたり、花言葉を味方につけたり、そんなふうに何かを享受してもらえたのならと……。
さて、5月も定例の写経、写仏の会を行いましたが、初旬の真言禅の会をはじめ、予約体験の方やご参拝をいただいた皆さま、ありがとうございました。小賀玉木のほか、独逸菖蒲、黄菖蒲、白雲木、山法師などなど咲いていましたが、皆さまのこの時期の一番のお気に入りは何になりますか?
独逸菖蒲は「情熱」、黄菖蒲は「幸福」、白雲木は「朗らかな人」、山法師は「友情」と、それぞれ花言葉を持っています。皆さまのお心が久安寺を後にするときに少しでも軽くなられるようにと、私も時折、花々の下で手を合わせながら念じておりますよ。2023年5月 3日
青紅葉のモミジ
花の寺こと久安寺、そして様々な生きものたちが参られる久安寺。ちょうど5月に差し掛かる頃、雨上がりの当山にカニさんとカタツムリさんが参拝されているところを発見しました。花は晴れ空の下で見ても美しいですが、雨の中や雨の後に見るそれもまた美しく雅で……。どうやら彼らは風流を分かっているようですね(笑い)。
さて、そんな5月を迎えましたが、初旬はモミジがきれいでありました。「モミジ?秋は随分と先なのに。まだ初夏なのに」と思われるかもしれませんが、モミジはモミジでも、葉ではなく花のほうなのであります。どことなくツユクサのような見た目というのか、桃色の羽を持ったトンボのようなというのか、可愛らしい花で。紅葉も良いのですが、実は青紅葉のシーズンも人気。花言葉は「大切な思い出」ですよ。
定例の真言禅の会あたりなんて見頃だったでしょうか。ほかにも紫蘭だったり西洋石楠花の綻び始めだったりも魅力的でしたが、皆さまの癒しとなっていたのならと。私は、西洋石楠花の膨らんだ蕾を前にすると、何だかすごく力強さを感じて大好きだなと思うのですが、お仲間さんはいらっしゃるでしょうか?もしおられましたら、いつか「私もですよ」とこそっと教えてくださいね。2023年5月 1日
5月の予定
紫蘭が少々。
「あなたを忘れない」
5月7日日曜日8時〜9時 真言禅の会
5月8日月曜日14時〜15時 写経の会
5月10日水曜日14時〜15時半 写仏の会
5月15日月曜日14時〜15時 文化財公開
5月28日日曜日14時〜15時 不動護摩供