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久安寺に生る千両の実

2023年、卯年となってから一月が過ぎました。
大晦日の23時45分から除夜の鐘撞きが始まり、元旦になった0時から新年本尊供、1時からは新年初護摩を行い、そして2時に閉門にと。除夜の鐘撞きでは、皆さまお一人ずつ堂の中にお入りいただき、厄除開運や、令和5年のご多幸を祈念いただきました。そのゴーンゴーンという鐘の音が鳴るたび、その音に乗っかって「幸」が遠くまで行き届いたことと思います。皆さま、年末年始のご参拝に、「おんばざらたらまきりく」感謝です。

さて、1月初旬は、「寒の入り」でもあり、水のあるところは、どこもかしこも氷がうっすらと張っていました。その中で、カエデの葉でしょうか?それが水の凍ったところに乗っかっていて、何だかその凍った水面が黒い漆皿のように見え、その上にある葉がまるで螺鈿細工のように見えて、とても美しかったのです。

寒の入りとは、二十四節気で示す「これから厳しい寒さが始まる頃」として小寒に入る時を言います。
冬の寒さは身にも心にも何かと響いてしまうものですが、ただただ縮こまっているだけではもったいない。せっかくなら、この季節ならではの自然の美しさを一つでも二つでも拾っていきたいものですね。
ほら、久安寺に生る千両の実、その横でわらべ地蔵が「見て見て、赤い実がこんなにきれいだよ」と言っていたり。