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久安寺ブログ

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2022年10月24日

看板を新調



10月下旬、次の月が見え始める頃には、花の寺久安寺も紅葉の寺に移り変わりつつあったでしょうか。本堂から見る木々の葉が色づき始める中、参道に咲く秋明菊には目を奪われたものでした。春や夏とは違い、どこか寂しさのようなものをもたらす秋を明るく照らしてくれる菊の花。それはそれは、何と美しいことか。
そう言えば、秋明菊もそうなのですが、植物の茎ってあんなに細いのに驚くほどピンと真っ直ぐ伸びているのが不思議です。私たちにとっては背骨のようなものかと思うのですが、どうして折れることなく凛とできているのだろうかと…尊敬です。そんな植物の姿が視界に入ると、自分も背を正さねばと思わせられてしまいますね。また別のある日には、弥勒山にて視界が何やら眩しさを捉えたと思えば、そこには蛍光色のような幼虫がおられました。蛾になるのだろうか。何になるのだろうか。しかし、すごい明るさだなと思いながらサイズをチェックしたところ(笑い)、全長8センチでございました。
そして、このたび久安寺仏塔前の看板と、宝物殿(阿弥陀堂)にお祀りしている薬師如来立像の看板を新調しました。前者は正面のお堂 舎利殿涅槃堂 堂内に6.4mのおしゃかさまをご参拝の案内に。後者は池田市指定重要文化財 薬師如来立像のご案内へと。
皆さまのご参拝の目印となりますように。



2022年10月13日

サワガニさん



久安寺です。10月のある日、本堂のあたりでサワガニさんと遭遇しました。もう何度か久安寺のお話しに登場しているサワガニさんですが、おや?今日は何かちょっとご立腹の様子だろうか。と、どこか少しそんなご様子を察知した私です(笑い)。そんなわけで理由をあれこれ考えてみたり。久安寺にはアオサギだったり、キツネだったりといろいろな方々がお見えになるので、私が皆さまとお話しできるような能力があればよいのですが、残念ながらそんな特別な力は持っておりません…
そして「あ。もしや」と思い至ったのが、「久安寺のお話しに、最近あまり登場させてくれないじゃないか!」という具合ではないかと。今年の中で既に登場していた気もしなくはないものの、そんな解釈に至ったのでした。その日に「そう言えばカニと僧侶みたいなお話しってあるのだろうか」と思い、調べてみたところ…「蟹坊主」という妖怪のお話しがございました。それはそれとして、何かファンタジーというか絵本のような感じで物語の主人公にしてあげられないかと思ってみたものの…簡単ではありませんね。締まりのない話になりましたが、皆さま、どうかタイトルのぼつ案「きゅうあん寺のカニさま」をお納めくださいませ(笑い)。
また10月半ばのこと、池田市民生委員児童委員協議会の創設70周年の記念誌に当山の阿弥陀如来坐像を掲載していただきました。池田市民生委員児童委員協議会さま、そしてご覧いただいた皆さまに感謝です。
文化財公開の機会には、ぜひ実物を拝観ににいらしてしくださいませ。



2022年10月 5日

神無月



10月は昔から神無月と呼ばれ、日本の中のあるところに神様たちが集われて、何やら話し合いやら会議やらが行われるとな。そして、その場所だけは神在月と呼ばれるのだとか。神様たちが集うと聞くと、何だかとある映画が思い浮かんできて、橋を渡った先にある湯屋(油屋)が頭の中に見えてしまったり。
さて、そんな10月の上旬のこと、神様…ではありませんが、「この先、未来に起業を」という、頼もしくすばらしい志を持った方々が集われ、久安寺にて、起業家育成を応援する池田市のワーケーションプログラムの一環として、座禅、なぞり写仏を1時間30分ほど行われていかれました。
改めまして大変お疲れさまでした。そして、「雲外蒼天(うんがい そうてん)」という言葉が皆さまの心にありますように。しっかりとやるべき事をこつこつ一生懸命にした先には、きっと春の青空が広がっておりますから。
また、その頃には月例としての写仏の会や写経の会も無事に行いました。いつも月の上旬に開いています。初めての方も大歓迎です。
皆さま、世の中気疲れすることも多々ございますが、久安寺にはいつでも気がねなくおいでくださいませ。



2022年10月 2日

気づけば今年も終わりが近づいてきた...



10月初旬のこと、気づけば今年も終わりが近づいてきたではないかと、ハッと思うことがありました。ほんの少し前には、あちらには酔芙蓉、こちらには蓮が美しく咲いたり、夏椿が見えたり、あじさいを浮かべていたりと、久安寺の風物詩を皆さまと感じていた気がしますが、秋風がささーっと吹いたとある日に時のはやさを強く感じたのでした。
頭の中に「兎走烏飛(とそう うひ)」という言葉が浮かんだり。時の過ぎる速さを表す言葉は幾つかありますが、来年が兎年だからかこの言葉が浮かんだのでしょうか?春の4月から秋の始まりの9月頃までは、一年の日々は散歩のような歩みな気がするのに、なぜか10月になると急に駆け足のような気がしてしまいますね。
さて、そんな10月初旬でありましたが、真言禅の会をまずは無事に開きました。当たり前が当たり前であることのありがたさを感じるばかり。そして、ご参加いただいた方々に感謝です。第一日曜日の朝に行われる月例体験、久安寺にて、初めての方もぜひぜひ一緒に座ってみませんか?
これから先、初めてのご縁や、またのご縁がつながることを心より楽しみにしております。