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幸せの再来"酔芙蓉"

9月中旬、久安寺参道、お地蔵さまの近くに生える豊臣秀吉公お手植えの榧の木のそばに、アオミドリ色の実がぽとりぽとりと落ちていました。
少し遠くからそれが見えたとき、ちょっとだけ榧の実を「ん?カエルかな」と思ってしまったり。久安寺には時々、様々な生き物たちがお越しになられますので(笑い)。
また、榧の木から落下した実は、ヤマガラが降りてきて、むしゃむしゃパクリとお食べになられます。ヤマガラって人懐っこいらしいのですが、なかなか食事中のお姿を見かけることはなく、いつも抜け殻を見つけるばかり。

さて、その頃に見頃だった花の一つが酔芙蓉。花言葉は幸せの再来。
再来ですよ?幸せを既に感じているところに再びなんて、何と幸せなことか。酔芙蓉は、例えば朝顔のように、朝に咲いたら、その日の夕刻にはしぼむ一日花です。
とても不思議であり魅力的なのが、一日の中で白色から桃色に変化するところ。その姿が、まるで私たちがお酒によって顔が赤らむことと似ていることから「酔」とつけられたとか。

ちょうど半ばの月例行事、文化財公開の頃でしたが、皆さま酔芙蓉にお会いになられたでしょうか?
今後とも、行事とともに花の寺を楽しんでいただけたら幸いです。