恋の訪れアガパンサス
花の寺こと久安寺には毎月いろいろな花が咲きます。7月が旬の花、その一つがアガパンサスでしょうか。
久安寺の一角にも薄紫色のアガパンサスが咲いてくれますよ。その姿は何だか涼し気に見えて、じりじりとした夏の暑さから、少し癒やしてくれるような気がします。
ちなみに、花言葉は「恋の訪れ」だそうですよ。聞くところによれば、ギリシャ語で愛を「アガペー」と言い、花を「アンサス」と呼ぶそうで、それが語源になっているんですって。
愛の花だなんて素敵だな。ロマンチックな花じゃないか。なんて、そんなことを思いながら眺めていたときのこと。そのアガパンサスの姿がだんだんと「あれ?何だか花火のようにも見えてきたぞ」と、夏の風物詩の連想をさせてくれたのです。
あじさいの品種、墨田の花火が空に咲く大輪を想像させるように、アガパンサスの花咲く姿からも似たような心地にさせられました。
良いですね、花火花(ハナビバナ)。
夏に咲いて、まるでその季節を姿に表すなんて風流じゃないですか。
ぜひぜひ久安寺のアガパンサスことハナビバナを、来年、再来年、これから先の夏の楽しみの花として、その一つに混ぜていただけたら嬉しいです。