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2022年7月28日蓮の生命力7月も下旬に近づくと、久安寺の境内北側、朱雀池には毎日蓮の花が見えるようになっていました。シオカラトンボも、その様子を見に来られていたり。 |
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2022年7月14日
「賢者」との異名を持つ鬼百合
以前、ツユクサの花が蛍のように思えること、柏葉紫陽花が神楽鈴に似ていること、アガパンサスが夏の花火を連想させるといった、そんな話をしたことを覚えているでしょうか。
さて、7月中旬のとある日のこと、種を作らずに養分のかたまりのムカゴで繁殖をする「賢者」との異名を持つ鬼百合が、それはそれは存在感を見せておりました。
鬼百合は、何とも独特な風貌をしています。花びらが上向きにくるりと巻かれていて、どことなくヒガンバナを彷彿するところもありますが、下向きの部位が何だか何本もの足や触手のように見えるような。今が夏だからか、だんだんと海の生物たち、タコやクラゲなんかが、ゆらりふわふわと頭の中に漂いだしてきたのです。
「タコユリ、いやクラゲユリのほうが可愛らしいか。うん、クラゲユリと呼ぼう」と、そんなことを思ったり。
皆様、このたび仲間入りをした鬼百合ことクラゲユリのことを、以後お見知りおきを。なんて(笑い)
夏は、暑さや、最近ではゲリラ豪雨みたいな空模様も多く、精神的にまいってしまうこともあります。
クラゲには、ぼんやりと眺めているだけでも「ストレスを和らげる癒やし効果がある」と聞きます。
また、それは木々や花々といった植物にも通じるものがあります。
久安寺にお越しいただいたときには、クラゲユリ然り、久安寺の植物たちをゆっくりと眺めていかれてください。
皆様の心が、少しでも穏やかになりますように。2022年7月 7日
恋の訪れアガパンサス
花の寺こと久安寺には毎月いろいろな花が咲きます。7月が旬の花、その一つがアガパンサスでしょうか。
久安寺の一角にも薄紫色のアガパンサスが咲いてくれますよ。その姿は何だか涼し気に見えて、じりじりとした夏の暑さから、少し癒やしてくれるような気がします。
ちなみに、花言葉は「恋の訪れ」だそうですよ。聞くところによれば、ギリシャ語で愛を「アガペー」と言い、花を「アンサス」と呼ぶそうで、それが語源になっているんですって。
愛の花だなんて素敵だな。ロマンチックな花じゃないか。なんて、そんなことを思いながら眺めていたときのこと。そのアガパンサスの姿がだんだんと「あれ?何だか花火のようにも見えてきたぞ」と、夏の風物詩の連想をさせてくれたのです。
あじさいの品種、墨田の花火が空に咲く大輪を想像させるように、アガパンサスの花咲く姿からも似たような心地にさせられました。
良いですね、花火花(ハナビバナ)。
夏に咲いて、まるでその季節を姿に表すなんて風流じゃないですか。
ぜひぜひ久安寺のアガパンサスことハナビバナを、来年、再来年、これから先の夏の楽しみの花として、その一つに混ぜていただけたら嬉しいです。2022年7月 3日
今年のあじさいうかべ
7月初旬、「今年のあじさいうかべも、残り3日か…」と、少ししんみりしながら新たな月への移り変わりを感じておりました。心なしか、あじさいうかべの終了間近になった頃、あじさいが水分を含んでしっとりしだしたような…。
もしかすると、あじさい達も皆様との今年の別れを惜しんで、じんわりと目頭が熱くなっていたのかもしれません。
あじさい切り絵の御朱印も同日が最終日でしたが、多くの方にお渡しできました。
日々の生活の中で、例えばちょっと疲れたなと感じたとき、癒されたいなと心の声が聞こえたときには、ぜひあじさい切り絵を眺め、久安寺のあじさいを少しでも思い出していただけたのなら……
「紫陽花」の花言葉には、団らんや和気あいあいという言葉があるそうです。この言葉とあじさいを思い浮かべれば、何だか具足池の前で目にした皆様の姿が目に浮かびます。とても心あたたかなひとときでしたね。
来年もまた、たくさんの人がここで集い、幸せなひとときを共に過ごせるように願っています。
改めまして、あじさいうかべを見に久安寺にご参拝いただいた皆々様に、ありがたやありがたや。2022年7月 2日
7月予定
7月3日まで1ヶ月限定「あじさい切り絵御朱印」
7月3日まで「あじさいうかべ」
明日の朝、どうぞ!
7月3日8時〜9時 真言禅の会