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柏葉紫陽花

6月も中旬に向かって一日一日と経てば、久安寺にだんだんと紫陽花の姿が目立つようになってきました。トップバッターとして見頃を迎えたのは柏葉紫陽花です。紫陽花にもいろいろな品種がありますが、その中でも柏葉紫陽花は少し独特な形をしているでしょうか。
その形を「ピラミッド型のようだ」と表すことも多いようですが、私は大幣(おおぬさ)や神楽鈴(かぐらすず)ともどことなく似ているような気がします。
どちらも祈祷と縁のあるもので、この純白な柏葉紫陽花が風になびいて振るわれる姿を見ていると、バサバサという音やシャンシャンという音が今にも聞こえてきそうで、同じように厄や災いが払われているのではないか?なんてことを思ってしまったり。

また、この頃は地蔵堂前に夏椿の沙羅が開花を迎えました。一日花なので、咲いた日の暮れる頃にはぽとりと花首のまま落ちてしまうという、儚くも美しい花です。そして、久安寺の一角に咲くドクダミの花も何と可愛らしいことか。あじさいうかべの前に、この3種を巡るのも実はおすすめだったりします。

その際には、ぜひ薬師堂前に立つ菩提樹が放つ優しい香りも浴びていかれることをお忘れなく。風に乗れば50メートルくらい香りが広がるのですが、とっても心を癒してくれますよ。