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久安寺ブログ

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オタマジャクシがお出迎

6月に差しかかった頃のこと、仏塔横にて今年初となるモリアオガエルの卵塊を発見しました。毎年この時期になると池の上に卵を産み付けるので、もうすっかり久安寺の風物詩ですね。すくすく育ちますようにと、願うばかりでした。

モリアオガエルは大阪府の準絶滅危惧種です。雌が泡の中に産卵をして、そこに雄が集まってきて受精を済ませる。それから約10日後には孵化をし、オタマジャクシの子は雨を待つ。そして雨によって泡とともに池に落下するという、何だかとても神秘的な一連です。

また、同じく準絶滅危惧種の一つ、エビネランの花も久安寺に仲間入りしましたよ。これは先代の3回忌に先代の弟さんが自然種を植えてくれたものです。知人の方から頂いた3株を6年もの月日をかけながら増やしていかれたとのこと。咲いたときには、皆さまぜひぜひ会いにいらしてください。

それでは最後に、カエルつながりでこんな小話を。
とある日のこと、具足池のそばに立っていると、ふとどこかから視線を感じた私です。何だ何だとその視線をたどってみたところ、何と水面からオタマジャクシがジーっとこちらを見ておられた!その丸っこい目のまなざしは大変可愛いのですが、その印象を上回るほどにオタマジャクシのサイズ感がとても大きくて、思わず「オタマジャクシならぬオオタマジャクシじゃないか?」なんてことを思ったのでした(笑い)。