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2022年6月20日今年の「あじさいうかべ」は16日からのスタート6月半ば過ぎ、今年の「あじさいうかべ」は16日からのスタートでした。花が開ききった紫陽花の花を摘み取って、「お疲れ様。きれいに咲いてくれてありがとう」と感謝を込め、具足池に浮かべていく。 |
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2022年6月13日
柏葉紫陽花
6月も中旬に向かって一日一日と経てば、久安寺にだんだんと紫陽花の姿が目立つようになってきました。トップバッターとして見頃を迎えたのは柏葉紫陽花です。紫陽花にもいろいろな品種がありますが、その中でも柏葉紫陽花は少し独特な形をしているでしょうか。
その形を「ピラミッド型のようだ」と表すことも多いようですが、私は大幣(おおぬさ)や神楽鈴(かぐらすず)ともどことなく似ているような気がします。
どちらも祈祷と縁のあるもので、この純白な柏葉紫陽花が風になびいて振るわれる姿を見ていると、バサバサという音やシャンシャンという音が今にも聞こえてきそうで、同じように厄や災いが払われているのではないか?なんてことを思ってしまったり。
また、この頃は地蔵堂前に夏椿の沙羅が開花を迎えました。一日花なので、咲いた日の暮れる頃にはぽとりと花首のまま落ちてしまうという、儚くも美しい花です。そして、久安寺の一角に咲くドクダミの花も何と可愛らしいことか。あじさいうかべの前に、この3種を巡るのも実はおすすめだったりします。
その際には、ぜひ薬師堂前に立つ菩提樹が放つ優しい香りも浴びていかれることをお忘れなく。風に乗れば50メートルくらい香りが広がるのですが、とっても心を癒してくれますよ。2022年6月10日
あじさい切り絵御朱印
6月上旬、おひさまが最高な良い時節の下、3日間ほど高野山に上がっておりました。その後、久安寺にて「あじさいうかべ」の時期に1ヶ月限定でお渡しする「あじさい切り絵御朱印」の授与に備えた準備をしたり、月例の写経の会、写仏の会を開いたり等々の日々を。ご参拝、ご体験くださった皆さまに感謝、感謝です。
さて、6月4日から7月3日の間にかけてお渡ししていた御朱印ですが、そのデザインは、夏空のような水色をベースに、アジサイ模様と本尊千手観音さまのお姿が切り絵でほどこされています。
ちょっと空にかざしてみると、6月の木々の緑や空の色と相まってとても綺麗。紫陽花と重ねてみても素敵でしたよ。ぜひ、皆さまもお好きな場所で、いろいろな景色や空に向かってかざしてみてくださいね。
また、6月のはじめは、真黄色な金糸梅が元気いっぱいに5つの花びらを広げて咲き、その鮮やかなビタミンカラーからはエネルギーをもらっていました。花言葉は「きらめき」ですが、雨上がりに見る金糸梅は、雨粒をまとった花びらに日の光が注ぐと、まさにその言葉どおりきらめいて見えて美しかった。
雨上がりの虹に心を奪われるように、雨上がりの草木花々のきらめきというのも、負けず劣らずですよ。2022年6月 2日
オタマジャクシがお出迎
6月に差しかかった頃のこと、仏塔横にて今年初となるモリアオガエルの卵塊を発見しました。毎年この時期になると池の上に卵を産み付けるので、もうすっかり久安寺の風物詩ですね。すくすく育ちますようにと、願うばかりでした。
モリアオガエルは大阪府の準絶滅危惧種です。雌が泡の中に産卵をして、そこに雄が集まってきて受精を済ませる。それから約10日後には孵化をし、オタマジャクシの子は雨を待つ。そして雨によって泡とともに池に落下するという、何だかとても神秘的な一連です。
また、同じく準絶滅危惧種の一つ、エビネランの花も久安寺に仲間入りしましたよ。これは先代の3回忌に先代の弟さんが自然種を植えてくれたものです。知人の方から頂いた3株を6年もの月日をかけながら増やしていかれたとのこと。咲いたときには、皆さまぜひぜひ会いにいらしてください。
それでは最後に、カエルつながりでこんな小話を。
とある日のこと、具足池のそばに立っていると、ふとどこかから視線を感じた私です。何だ何だとその視線をたどってみたところ、何と水面からオタマジャクシがジーっとこちらを見ておられた!その丸っこい目のまなざしは大変可愛いのですが、その印象を上回るほどにオタマジャクシのサイズ感がとても大きくて、思わず「オタマジャクシならぬオオタマジャクシじゃないか?」なんてことを思ったのでした(笑い)。2022年6月 1日
6月予定
具足池にて、オタマジャクシがお出迎え。
こっちを見てました。
その大きさにびっくりしないでくださいね。
具足池での
「あじさいうかべ」は6月16日から7月3日までを予定しております。