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久安寺ブログ

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2022年2月21日

雪化粧


2月下旬、もう3月まであと僅かという頃、なんと久安寺はうっすら雪化粧をまとっていました。その後だんだんと青空になりましたが、見渡す木々に雪がふんわりとかぶさっている姿は、たしかコットンフラワーと言うのでしたか?綿の花と言われているものがあったと思うのですが、そんなふうに咲いているかのようでした。時間とともに消えてしまうのが残念。でも、しっかりと目に焼き付けました。
今年の2月は、日本のあちこちで結構雪が降っているというようなニュースを目にしたような気がするのですが、昔から「雪は豊年の瑞(しるし)」という言葉があり、雪がたくさん降った冬の後には豊作が待っていると言われています。なので、今年がいろいろな意味を込めて「豊かさ=幸せ」があふれることを期待したいですね。
作物はもちろんのこと、形は大小あっても一人一人に幸せが少しでも行き届いて、それが合わさることでも大きな豊かさと呼べるのかなと思います。
さて、下旬の久安寺では21日に毎月おこなわれる弘法大師の報恩日を迎え、そして28日の不動護摩祈祷で締めくくりました。
2月も久安寺にご参拝いただきどうもありがとうございました。これから春の花々が咲き出す季節です。楽しみにしていてくださいね。


2022年2月11日

建国記念日


2月は建国記念日がありました。その日は、自治会の役員さんと一緒に村の鎮守さんのおまいりを。コロナ禍のため、限られた参列となりましたが、町の風習を無事にできてよかったです。南無天照皇大神、南無天満大自在天神、鎮守さんが久安寺含め、この土地をいつも守って下さっています。ありがたやありがたや。
ぜひ次は、皆さまと一緒におこなえたらな...と思うばかりでしたが、今思うと、次や先のことを思っていたので、鬼に笑われてしまっていたでしょうか?ことわざの一つには、「来年のことを言えば、鬼が笑う」なんてものもありますし、2月は節分の時期で鬼との距離が近かったでしょうし、もしかしたら私の心もつつ抜けだったかもしれません(笑い)。
来年のことを言えば鬼が笑う。その意味は、明日のことだって何が起ってどうなるかなんて誰にも分からない。だから、そんな先のことなんてもっと分かるはずがない。そもそも考える意味がないよと鬼にばかにされる、でしたか。
でも、たとえそれが元の意味だとしても、令和時代の鬼までみんな同じ性格とは限らないと思いませんか?
同じ笑うでも、例えば、「明日への希望」を口にしたら微笑んでくれるとか、笑顔を見せて「うん、うん」と頷いてくれるとか、そんな優しい鬼もいるかもしれない。
明日や来年のことなんて確かに誰にも分かりませんが、だからこそ、ポジティブな未来を思い描いていきたいですね...


2022年2月 7日

立春〜東風解凍/はるかぜ こおりを とく


「立春〜東風解凍/はるかぜ こおりを とく」
七十二候ではこのように表す頃、久安寺から見える景色の一角が、それはそれは鮮やかさを放っていて目を奪われました。
それは黄色い蝋梅の花たちによるもので、7本の木に咲く蝋梅がきれいであり、可愛くもあり、まるで春のように穏やかな心地になりましたね。
私たちというのは五感を持っています。この時期に風が吹けば、触覚が「寒いなあ」と感じてしまうものの、視覚が蝋梅のような春の色を見つけたら、その途端に心をあたたかく変える。
そんなことを考えると、寒いとあたたかいがどっちもある、それって冬と春の間にある今の季節にぴったり合うな。なんてことを蝋梅を眺めながら思ってしまったのでした。
ちなみに、春を連想させる色って何だろうかと調べてみると、黄色や黄緑や桜色のような、淡いというのか、やさしい色合いが当てはまるみたいですね。
ほら、ちょっと思い浮かべただけでも心がほっこりしてきませんか?
また、その頃には、京都新聞旅行センターさまの西国薬師霊場団参ツアーの皆さまにご参拝いただきましたね。ありがとうございました。
きっと、お薬師さまもおまいりいただき喜んでおられます。
オンコロコロセンダリマトウギソワカ...


2022年2月 3日

節分会星供


2月初旬は、久安寺の節分会星供がありました。夜の本堂にお集まりいただきましたね。そして、月例の真言禅の会、写経の会、写仏の会を無事におこないました。真言禅の会は朝の8時からということで、まだまだ冬場のこの時間は、多めに着込んだとしても堂内は寒かったですよね。ご参加いただき感謝です。
「心の乱れを整えるには 背筋を伸ばして 仏の姿を」
次の月でもその次の月でも、いつでも気軽にお越しください。常連さんも初めての方も大歓迎ですよ。
また、2月と言えば、「1月往ぬる(いく)、2月逃げる、3月去る」という言葉をご存じでしょうか。
1月は、新たな年が始まって、なんだか落ち着く間もなく、気づくと2月に入っている。そして2月は、ほかの月と比べると日にちが少なく28日しかありません。まるで逃げて行くがごとくのスピードで過ぎてしまいます。そして3月は、例えば子供なら終業や卒業の時期だったり、大人も春からの異動だったり、始まりの4月に向けてやることがとにかく多い。そんなこんなで、気づけば31日間もあるはずの一日一日が足早に去ってしまう。昔から、ここ数か月をこんなふうに表しています。
いろいろやるべき事が多く、生きるだけで精一杯でもありますが、ときどき少しだけでも立ち止まって、呼吸を整えながら、無理なく一日一日を過ごしていきましょうね。