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天界に咲き広がっている花ヒガンバナ

9月半ばには文化財公開がありました。残念ながら、まだ全ての月例行事を行うことはできませんが、そんな中でも無事に開催できた行事や参拝にと、久安寺に来てくださる皆さまにいつも感謝です。ちょうど彼岸花が美しく咲く頃でしたが、ご覧いただけましたか?
彼岸花といえば赤色のものを多く見かけると思いますが、久安寺では赤と白の2種類が咲きますよ。蕾だけを見ると、ちょっとユリの蕾のようにも見えるのですが、いざ咲くと唯一無二な姿に感動させられます。別名では曼珠沙華(マンジュシャゲ)と呼ばれ、私たちが生きる世界のはるか上の「天界」に咲き広がっている花として扱われていますよ。

秋の彼岸に咲くことからヒガンバナと呼ばれ、そして、寺やお墓のそばに咲くのが多いことからは、何だか怖い花のように捉えられもします。ですが、天界に咲く花と思えば、むしろ幸福を象徴する花のような気もしてきませんか?
もしくは、例えば私たちの心に幸せが満ちるように、赤色には「心にある情熱が、この赤い彼岸花のようにさらに強く燃える」だったり、白色には「自分を顧みて正せば、この清くまっさらな彼岸花のような美しい心になれる」だったり、何か天界から私たちに向けられたパワーやメッセージが込められているとか。
此岸と彼岸が近づくときに咲くこの花には、何らかのか不思議なものが宿っているのかもしれませんよ?

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