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極楽浄土に咲き広がる花

8月上旬から半ばにかけてはお盆でしたが、今年は大雨、長雨の中でとなりましたね。そんな中で、とある朝の鐘のとき、何と水たまりに沢蟹を発見して少しほっこり。ちっちゃくて可愛いらしかった。
しかし、今年も例年のごとく猛暑で、仏塔での塔婆回向も、換気をしながらやっていたものの、大変暑かったですよね。ちょうどその頃が蓮の最盛期だったかなと思うので、久安寺の蓮の花が、皆さんにとってほんの少しでも夏の暑さを癒す存在となっていたのなら、うれしいです。

蓮と言えば、極楽浄土に咲き広がる花として仏様の象徴のように扱われていますが、お盆のようにご先祖様と私たちを結びつけるような時期にちょうど見頃を迎えるのもまた不思議な縁ですよね。花が開くときから散るときまではたったの4日という短命さ。でも、泥の中に根を張り、そこから茎を真っすぐと伸ばして綺麗な花を咲かせる始終は、私たちにとって「生きる在り方」のようなものを十分過ぎるほどに教えてくれる存在だなと感じます。

来年の今頃は、蓮をもう少しゆっくりと眺めたり、ご先祖様との時間を充実させたり、少し前まで何ら当たり前だったようなことがまた出来るようになっていてほしいですね。

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