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久安寺ブログ

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杉ぼっくり

7月半ばには、文化財公開の日があり、宝物殿である阿弥陀堂を開けて、国重文・阿弥陀如来坐像、市重文・薬師如来像、市重文・釈迦涅槃図、市重文・久安寺縁起などをご拝観いただきました。
久安寺の月例行事には、写経や写仏といった実際に肌で感じる体験、そして、こういった目と心で感じる体験もあります。どちらも気軽に参加いただけたら、うれしいです。

さて、とある雨の日のこと、参道のちょうどお地蔵さんと灯籠がある辺りでしょうか。オレンジ色の野萱草(ノカンゾウ)に目を引かれました。野萱草というと、花言葉は、愛の忘却。しかし、愛を忘れると聞かされても、何が何やらと思ってしまうのですが、どうやらこの花には「憂いごとを忘れる」という言葉もあるのだとか。
つまり、愛に関連する悩みや苦しさを忘れさせてくれるといった解釈になるのですかね?
そして、これも個人的な読み解きですが、「嫌なことは引きずらず、忘れて次に進めばいい」と。野萱草にはRestart(再出発)への背中を押してくれるような言霊もあるのかな...なんて。いや、あったらいいなという、ひとり言ですね(笑い)。

また、仏塔横の杉ぼっくりだったり、自然に咲いた鬼百合にも目が引かれて、興味深く観察してしまったり。
松ぼっくりもかわいいけれど、杉ぼっくりもかわいいですよね、丸っこくて。
杉ぼっくりを眺めた翌日に、特徴的な鬼百合を見たせいか、何だか...杉ぼっくりが鬼百合という生物を生んだ卵のように見えてしまったのは、内緒です(笑い)。

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