MENU

久安寺ブログ

Blog

BLOG 動画

New Blog最新ブログ

2021年6月30日

NHK大阪の「ニュースほっと関西」

皆さん、住職がチラッと出演したNHK大阪の「ニュースほっと関西」はご覧になられましたか(笑い)?
実は、6月の最終日のこと、久安寺のあじさいうかべの様子をテレビ局が取材に来たんです。アジサイを具足池へと運ぶところから、そっと水面に浮かべていくまでの様子をカメラの前で披露しました。
具足池のアジサイは、毎朝3分の1ずつを入れ換えながら、それを最終日まで続けていくのですが、浮かべ始めが少量だったのと逆に、今度は浮かべ納めに向かうにつれて、アジサイの数が増えていきますよ。
このアジサイたちは、会いに来てくれたお一人お一人に何かを感じてもらうことで、無事に役目を終え、そして枯れていきます。

また、参道に咲くアジサイの中には、幸運をもたらすハート形のアジサイが、毎年どこかに一つは咲いてくれているので、ぜひ見つけてあげてください。
「今年は、受付から入った北10メートルの辺りにありましたよ」と、こっそり。
そして、久安寺は花の寺なので、アジサイのほかにも沙羅、睡蓮、菩提樹、ホタルブクロがかわいい花を咲かせています。6月の見どころとして、とってもおすすめです。

最後に、関西花の寺霊場巡礼の団体さまをはじめ、お越しいただいた皆さん、ゆずりあう心を持ってあじさいうかべを楽しんでいただきありがとうございました。7月もどうぞよろしくお願いいたします。

2021年6月15日

あじさいうかべ

一日一日、久安寺のアジサイが5分咲きから7分咲きへ、そして8分咲きから満開になり、6月半ばには具足池いっぱいのあじさいうかべになりました。ここに至るまでは、天候が晴天過ぎて「雨が欲しくてたまらないよ」なんて、勝手にあじさいの声を代弁してみたくなったり(笑い)、雨が降ったかと思えば、今度は雷プラス豪雨だったりで、夜中にすごかったですよね。

あじさいうかべは、皆さん、本当にとても楽しみに待っていてくれているようで、土日には臨時駐車場もいっぱいでしたね。「密を避けて、ゆずりあう気持ちを持って」。誰もが楽しむために、皆さんの協力と優しさに感謝です。

さて、前に柏葉紫陽花を上げたことがありましたが、ひとえにアジサイと言ってもいろいろな品種があるんですよね。一般的によく見かけるのは西洋アジサイとか、ガクアジサイでしょうか。久安寺にも咲きますが、ほかには、渦紫陽花(別名:お多福紫陽花)や墨田の花火(七段花)だったりと。
そんなアジサイの上で、とある日にカタツムリが、まったりと休憩されているところを発見。アジサイとカタツムリというと、アジサイの葉には毒があるからカタツムリは乗るわけがない!とか、いいや、乗っているよ!なんて意見が二極化するとか?
うーん。久安寺のカタツムリの場合、花の上に乗っていたわけで。これは一体どっちに一票を投じるべきなのだろうか?...なんて(笑い)。

2021年6月10日

アジサイの開花

6月上旬は、久安寺定例の写仏の会、写経の会がありました。ご参加いただいた皆さん、感謝です。真言禅の会は中止でしたが、次の開催時には、ぜひご参加お待ちしています。
また、アジサイの開花が進み始め、今年のあじさいうかべは10日からのスタートでした。最初は、まだ全体的な咲き具合が5分咲きだったりで、どうしても浮かべる数は少ないですね。それでも、具足池にアジサイがちょこんと浮かんでいれば、「ああ、美しいな」と心を持っていかれました。

アジサイの花が開き切り、見頃を迎えた頃に摘み取り、水に浮かべる「あじさいうかべ」。奇麗なだけじゃなく、涼しさも感じ、最早、初夏の風物詩でしょうか。
夏に食べる水ようかん、水まんじゅう、そこにあじさいうかべも...「水あじさい」として夏の3種に加えてみたり(笑い)。

そして、この時期はアジサイ以外にも夏椿が魅力的でおすすめです。地蔵堂、仏塔付近に咲く3本の夏椿(別名:沙羅)。一つひとつは、咲きはじめから咲き終わりまで、たった1日なので、一日花と呼ばれています。散るときには、椿のように花首からぽとりとそのままの形で落ちていく...。
たった1日の命でも、懸命に咲いて、そして終えていく姿は、美しくも儚いですよね。

2021年6月 4日

先陣を切ってくれたのが柏葉紫陽花


6月と言えば、いよいよアジサイの季節ですが、初旬は、アジサイの見頃が「今か、今か」と待ち遠しいときでした。そんな中で、先陣を切ってくれたのが柏葉紫陽花です。よく見かけるアジサイとはちょっと違い、柏の葉っぱみたいな形に咲くのが名前の由来とか。
私としては、柏の葉よりも、春に咲くあの花と似ているような...と感じたり。花を摘んで振ったのなら、今にも「しゃららん」と聞こえてきそうな、まるで神楽鈴を連想させる「ムスカリ」を大きくしたような、そんな感じに思えましたね。色は白と青紫で違うのですが。

また、初旬の久安寺は、境内に君が代蘭・金糸梅(キンシバイ)・蕺(ドクダミ)・山萩(ヤマハギ)が奇麗で、楼門付近では花菖蒲が可憐で、地蔵堂付近には沙羅が咲き始める。そんな花模様でした。
花を見ていると、ついつい何かを連想してしまう癖があり(笑い)、蕺の花を眺めていると、どことなく山法師と似ているような...なんて思ってしまいましたね。白い花の真ん中から、ぽっこりとしている辺りが似ていません?
ちなみに、蕺の花言葉は「野生」とか。生命力がとても強く、ちょっとやそっとじゃへこたれず、すくすくと成長するという、何とも逞しい性格の持ち主ですね。ぜひ見習いたい!