2021年2月26日スケッチ日和3月が近づくと、久安寺の境内に、ぽこぽことふきのとうが顔を出しはじめました。花が開く前のふきのとうのつぼみを見つけると、冬将軍を追いかけ、春の先陣が到着したようにも感じませんか?大将は、現代ならやっぱり桜ですか? |
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2021年2月22日
池田市指定の重要文化財
2月15日は、月例の文化財公開日であり、また釈尊涅槃の日でもありました。今から2500年前、おしゃかさまがご入滅となった日です。
おしゃかさまが悟りを開かれた日、そのお姿を描かれた涅槃図というものがあります。阿弥陀堂にお祀りしている涅槃図を前に、しっかりとおまいりさせていただきました。
久安寺の釈迦涅槃図は、池田市指定の重要文化財で、18C江戸中期に大坂の画家、大岡春トによって作られました。この時代の絵師と言えば、狩野派が有名で、彼らが描いた壁画や襖絵が残っていて、今の時代でもファンが多いですが、大岡春トも狩野派として活躍されていたそうですよ。
また、21日は弘法大師空海、お大師さまの報恩日でした。今から、大体1186年前でしょうか、3月21日にお大師さまが高野山にてご入定されました。生涯を自分のためではなく、世に対してや人々のために捧げられたお方ですので、毎月の21日はお大師さまの日とされています。どちらの日も、良いお天気の日に行えましたよ。
なかなか自分の人生を「他のために」というのを実行するのは難しいですが、ときどきでも「他を優先」に動くことができたら、十分です。
電車で席を譲るでもいい。車で道を譲るでもいい。何でもいいんです。2021年2月15日
梅の花言葉
2月の第一日曜日、本来なら月例行事の真言禅の会を行っているはずでしたが...緊急事態宣言が解除されるまでは中止としているので、ちょっと寂しいですね。カレンダーを見ながら、来月は開けるようになるといいなと拝んでしまったり。
その他の月例行事は、密にならないようにスペースを空けた上で通常通りに行っています。
2月も写経の会、写仏の会を開きました。写経は般若心経を書き、写仏は仏さまの姿を描く。どちらも1時間ほどです。コロナ禍という状況下ではありながらも、檀家さんではない方々が、写経と写仏それぞれにフレッシュな顔ぶれでご参加くださって、「ありがたいですなぁ~」と思うばかりでした。本当に皆さまにはいつも感謝、感謝です。
これからの久安寺は、花の寺らしく色々な花を楽しめる季節に向かっていくので、花見と一緒にお気軽にご参加くださいませ。
4月までは御影堂、鐘堂、本堂で梅が見られますよ。
江戸時代以降は「花見」と言えば桜ですが、万葉集には梅の歌の方が桜より圧倒的に多くありますように、平安時代以前は花と言えば、梅を指すことが多かったそうな。
梅の花言葉は「忠実」ですよ。2021年2月 8日
節分
2月初旬は節分があり、久安寺では3日の夜に本堂で節分会星供を開きました。
「節分」と言えば、2月3日に鬼に向けて豆をまき、それが厄払いとなって福を呼ぶというのが一般的ですが、もともとは四季を区切ることを「節分」として、春夏秋冬それぞれの始まりの頃をそう呼んでいたとか。だんだんと今のように2月が主流になっていったようですね。そう考えると、節分が年に4回あったら、鬼さんの出動は4回に増えるのか...なんて(笑)。ちなみに、鬼に豆をまくのは「鬼」が邪気の「気」とかけられているからだとか。
コロナの緊急事態宣言の中ということで、少し寂しい節分会になりましたが、無事に行えたこと、そしてお集まりくださった方々に感謝でした。
ちょうど節分の頃は本堂から見えるロウバイが綺麗なときでもあり、目にするたびに心が癒されていましたね。また、愛宕将軍地蔵尊のそばにはピンクの梅もちらほらと。
将軍地蔵さまというのは、本来「戦に勝つぞ!」という勝負ごとにお強い神さまなのですが、青空のもとで淡い色に添えられているところを見ると、いつもの凛々しさとはまた違って、何だかとても可愛らしいお姿だな~と思えました。2021年2月 1日
2月の予定
アオサギ飛ぶ。
近づいたら、いったん飛んで逃げますけども。
アオサギ。仏塔横。
【2月の行事】
8日14時 写経の会
10日14時 写仏の会
15日14時 文化財公開の日
28日14時 不動護摩祈祷の日
※真言禅の会は緊急事態宣言が解除されるまで中止とします。