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久安寺ブログ

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橘始黄

季節を表す「七十二候」。その中で12月は、みかんにそっくりな橘の実がちょうど黄色くなりだす頃なので「橘始黄:たちばな、初めて黄ばむ」といわれています。
そんな12月初旬ですが、久安寺ではまだモミジが完全には散り切らず、生りモミジ(なりもみじ)が残っていました。目線を前に、修行大師、愛宕将軍地蔵、モミジというコラボレーションのベストショットを楽しめるときでしたね。冬なので、さすがに寒さはありながらも、いい天気が続いていたので、2020年の終わりモミジという貴重なひとときを、多くの方に楽しんでいただけていたのなら、うれしいです。

さて、最初にちょっと触れた橘ですが、「みかんに似ているね!」なんて、よく言われたりもします。でも実は橘のほうがみかんのご先祖様に当たるのだとか?
橘の花は春から夏にかけて咲き、花言葉は追憶・不老長寿。橘の葉っぱは、ずっと枯れずに青々としていることからは、御神木として捉えられてもいるようですね。
冬の縁起物の植物としてはナンテン・センリョウ・マンリョウの実が人気ですが、やっぱり生きとし生けるものにとっては健康が何よりですから、不老長寿の願かけであり、この時期は1年を振り返りながら思いをはせるのもぴったりなので、次のお正月には縁起物として橘を添えてみるのもすてきではないでしょうか。

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