2020年9月25日家族の一員だったね。ありがとう9月下旬、21日は弘法大師空海おだいしさまの報恩日として、当山の御影堂にて、お大師さまにご法楽をあげました。また同日には彼岸御影供、翌日には彼岸法要もおこないました。縁日とは、仏さまとの縁がある日。法楽とは、仏さまの修行の話や悟りをもって楽しむことです。おしゃかさまの涅槃物の前で、ブッダの紙芝居を披露したのですが、楽しんでいただけたでしょうか? |
-
New Blog最新ブログ
2020年9月21日
実はレアなヒガンバナ
9月の半ばは、お彼岸に当たるときでした。お彼岸というと、春と秋に7日間ずつありますが、その期間は、私たちが暮らす此岸(しがん)と、仏さまや先祖の皆さまが暮らす彼岸(ひがん)が近くなると言われています。なので、そのときに供養をすることで、思いや願いがきちんと届くのだと考えられているんです。
秋の彼岸にはヒガンバナが咲く頃なのですが、今年は開花が遅めでしたね。
以前は、ヒガンバナは「お墓に咲いている。少し不気味な花」というイメージを持たられていることもあったのかなと思いますが、最近では「神秘的な花。うつくしい花」として、写真に収めたり、咲くのを楽しみに待っている人が多いように感じます。「咲いていますか?」というお問い合わせもいただくほどですから。
そもそも、ヒガンバナがお墓の近くに咲くのには、土を荒らす生きものたちにとって天敵のヒガンバナが、お墓を守ってくれるという由来があります。なので、怖い花というよりは「護り花(マモリバナ)」というのか、守護の花のように感じたり。
また、ヒガンバナというと一般的には赤いものが多いですが、久安寺には白い品種のほうが多く咲くでしょうか?白は赤よりも繁殖力が弱めとのことで、実はレアな存在だったりもするそうです。2020年9月14日
カヤの実が...
9月半ばのある日のこと、久安寺の本堂前にて、なぜかポツンとカヤの実が一つ置かれているという出来事がありました。
久安寺には豊臣秀吉公お手植えの榧(カヤ)の木があるけれども、場所は少し離れているわけで。気になり、謎を追いかけてみると、ちょうどお地蔵様上に当たるカヤの木までたどり着く。そして、辺りには実が多々落ちている。地面に広がる実は割れ、全て空っぽだ。
ということは...きっとカヤの実を好きな鳥たちが、巣に持って帰る途中にでも落っことしたに違いない!なんて、そんなちょっとばかりの秋の推理をしてみたものでした。
9月上旬から中旬にかけては、月例行事の真言禅の会、写経の会、写仏の会、そして文化財公開がありましたね。まだコロナが終息していない中ではありますが、そんな中でも参加してくださる皆さんに感謝です。
その中の一つ、真言禅の会では、朝8時から御影堂にて修め、本坊で食事作法などもいたします。予約不要なので、まだいらっしゃったことがない方は、ぜひ気軽にご参加ください。またコロナ対策の一つとして、通常なら水を貯めている手水場を空にしていますが、PUSHボタンを押せば水がちゃんと出るので、そちらをお使いくださいね。2020年9月 4日
かわいいカエル発見^^
今年は、夏の暑さよりも残暑のほうが厳しく感じ、まるで夏の本番が来たかのような9月のはじまりでした。そんな訪れたばかりの秋空にサルスベリ(百日紅)が映えていたのが印象に残っています。
また、秋と言えば、山にいる動物たちが冬眠に向けてだったり、食べものを求めて人里近くに姿を現したりもしますよね。動物というと、キツネが久安寺の境内にふいに姿を見せることがありますが、そんなキツネさんと、夜に境内の「かやの木」横で3ヶ月ぶりに遭遇しました。夜の涼しい時間帯を狙って秋の収穫に来られていたのでしょうか?
ただ、久しぶりに見かけた姿がずいぶんと痩せていたのが...ちょっと心配でもありました。
同じく生きものつながりとして、数日後には、こんな光景とも出くわしました。
なんと一つの墓石に目をやると、墓石文字の中でカエルが休んでいるという、かわいいところを発見。
またこの光景、実は、ただかわいいだけでなく、カエルが先祖代々のお墓にいると「縁起が良い」とも言われているんです。なので、そんな幸運を皆さんが見つけたときには「帰る。返る。変える」といった自分に合った何かしらの「カエル」に由来するものが、ご先祖さまからのプレゼントとして舞い込んでくるかもしれませんよ?