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蕾を見せ始めたハスの姿

夏と言えばハスの季節ですね。今年のハスは、先月の下旬に1輪目が咲き、7月に入ると、また少しずつ新たな蕾の姿が見えてきました。
またハスと言えば、仏さまの台座によく描かれています。それというのは、ハスが「茶色い泥水の中に根を張り、その上に鮮やかな花を咲かせる」といった環境が、お釈迦さまが苦行を行った後に悟りを開かれるまでの一連と重なること、そして生命の在り方を象徴しているかのように見えるからだとも言われています。

人というのはそれぞれ生きる環境が違いますが、一見きれいに見えるからといって大きな花を咲かせるとも限りません。逆に、今が少しだけ暗く見えてしまっているとしても、その先には美しい景色が広がっていることも大いにあるわけです。

そう考えると、もしかすると私たち一人ひとりが心の中にハスの種を持っていて、それを咲かすのか枯らしてしまうのかというのを、ゆだねられているかのような...。
毎日、リレーのバトンを渡すかのように蕾を見せ始めたハスの姿からは、そんなことを感じたものでした。

7月前半は、真言禅の会・写経の会・写仏の会、そして毎週水曜日に行っている尼僧との時間といった体験の場が多くありました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

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