2020年7月28日花言葉に触れる...7月も終わりに近づくと、よりハスの花が目立ってきました。 |
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2020年7月20日
「榧(かや)の木」の下にたくさんの実
7月の半ばのこと、久安寺に生える老木の「榧(かや)の木」の下には、たくさんの実が落下していました。カヤの木は、将棋盤を作るのに使われたりもするそうですね。カヤの実はオリーブ色をしていて、形はどんぐりと似ているでしょうか。
また当山のカヤの木というのは、豊臣秀吉公と縁があったりもするのです。
かつての安土桃山時代、とある秋の日に秀吉公が久安寺を参拝されました。三光神を祀り、月見の茶会を催し、秀吉公はそこから東に見える山並の景色を「なんと美しいことか」と讃えられて、その記念にカヤを手植えされたのだと伝わっています。
樹齢400歳にもなりますが、毎年きれいに実を生らしてくれるカヤです。
いつの時代も、想像を遥かに超えるような災害だったり、病だったりというものがあったものと思います。そんな時を経ながらも、枯れることのないカヤの木からは、逞しさを思い知らされますね。
7月後半の行事は、国重文・市重文をお披露目する文化財公開日、尼僧との時間、不動護摩祈祷などがありました。その中で皆さんと色々なお話しができ、楽しい時間を一緒に過ごせたことに感謝です。2020年7月13日
境内にたくさんのきのこが出没
皆さんから花の寺として知られている久安寺ですが、もしかすると7月上旬は一風変わっていたかもしれません。
なぜなら...境内にたくさんのきのこが出没していたんです。ざっと見て10種類ぐらいはあったので、まるで「きのこの寺」になったかのようでした。その中には、去年もいらしたオニフスベの姿も。
オニフスベは白くて丸い形をしているので、遠巻きからは「ゴルフボールが転がっているのか?」というふうにも見えたりするそうですよ。
当山のオニフスベは、まん丸いというよりは歪な形をしていたので、未確認生物が住み着いているかのようでしたが。
大きさは13センチ。大きいサイズだと50センチを超えることもあるんですって。
そして、朱雀池には日ごとに大きく伸びるハスの茎。
池面が大きな葉で覆われ、その間から空に向かって真っすぐ伸びる茎、その上に桃色の蕾があります。蕾のままでも十分神秘的なのですが、ふわりと花びらが開いたときには、より一層きよらかな気持ちになりますね。
ハスというのは1億年以上も前から生き続けているんですよね。
ということは恐竜たちの生きていた時代とも重なるわけで、「恐竜も、ハスの花を美しいと思って眺めていたのだろうか」。朱雀池を見ながら、そんな感慨深さまで味わってしまいました。2020年7月 6日
蕾を見せ始めたハスの姿
夏と言えばハスの季節ですね。今年のハスは、先月の下旬に1輪目が咲き、7月に入ると、また少しずつ新たな蕾の姿が見えてきました。
またハスと言えば、仏さまの台座によく描かれています。それというのは、ハスが「茶色い泥水の中に根を張り、その上に鮮やかな花を咲かせる」といった環境が、お釈迦さまが苦行を行った後に悟りを開かれるまでの一連と重なること、そして生命の在り方を象徴しているかのように見えるからだとも言われています。
人というのはそれぞれ生きる環境が違いますが、一見きれいに見えるからといって大きな花を咲かせるとも限りません。逆に、今が少しだけ暗く見えてしまっているとしても、その先には美しい景色が広がっていることも大いにあるわけです。
そう考えると、もしかすると私たち一人ひとりが心の中にハスの種を持っていて、それを咲かすのか枯らしてしまうのかというのを、ゆだねられているかのような...。
毎日、リレーのバトンを渡すかのように蕾を見せ始めたハスの姿からは、そんなことを感じたものでした。
7月前半は、真言禅の会・写経の会・写仏の会、そして毎週水曜日に行っている尼僧との時間といった体験の場が多くありました。ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。2020年7月 1日
7月予定
今年はハスは6月28日に最初の1輪が咲いたよう。現在3輪。
次々、リレーのようにお盆過ぎまで、咲くでしょう。
月例行事
7月5日8時~9時 真言禅の会
7月8日14時~15時 写経の会
7月10日14時~15時半 写仏の会
7月15日14時~15時 文化財公開の日
7月28日14時~15時 不動護摩の日