秋の久安寺
「秋雨の候」という言葉がありますが、今時期は雨がひとつ過ぎれば秋が強まるともいいます。季節の移ろいに合わせ、境内に見える景色も変わってまいりますゆえ、秋の久安寺もお楽しみいただけますと幸いです。
今月の初旬、2日(水)には地蔵堂にて「尼僧と語らい(13時~15時)」。6日(日)には御影堂にて「瞑想と朝粥の会(8時~9時)」を開かせていただきます。
また、8日(火)の「写経の会(14時~15時)」、10日(木)の「写仏の会(10時~12時)」は薬師堂にて行いますので、初めての方も心よりお待ち申し上げます。
さて、9月の下旬からヒガンバナが咲くころとなり、今年も久安寺にはヒガンバナが凛と花開いております。お墓などの側に咲くことが多く、少し怖い花のように感じられてもしまうこともありますが、土を荒らす生き物を避けるため、お墓を守るため、という役目を担っております。
花言葉は「一途に思う/会える日を楽しみに待つ」。漢字にすれば、仏さまが暮らす「彼岸」に咲く「花」となる。さらに、曼珠沙華(仏の花)という名も持ち、目にする人々の「抱えている苦しみを払う力がある」と、昔から伝わっております。参拝に足を運んでくださったときには、ぜひパワーを受けとってからお帰りくださいませ。