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久安寺ブログ

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2020年6月 5日

6月は紫陽花シーズン

6月初旬の久安寺は、山法師(ヤマボウシ)の花が例年より綺麗に咲いたころでした。
ヤマボウシは、球状の蕾の集合体が中心にあり、それが白い総苞片(そうほうへん)によって包まれているのですが、その姿は「まるで比叡山延暦寺の山法師(僧侶)が被っていた頭巾のようではないか!」なんて由来から名前がつけられたとか。
でも、4枚重なっている姿からは、何だか手裏剣っぽさを強く感じたのは...気のせいでしょうか?

また、虚空園の山側には真っ赤なブラシノキが真っ盛りでした。その名のとおり、本当にブラシのような見た目をしているんです。しかし、視点を変えると、燃えあがった恋の炎からパチパチと火が飛んで、やがて消えていく姿といったものにも見えるとか。そんなイメージから「儚い恋」なんて花言葉もついていますよ。

また、6月は紫陽花シーズンですから、具足池のオオカナダモを引き上げたり太師像岩の草取りをしたり、着々と準備に入っていました。当山の開花は総じて遅めで、カシワバアジサイのみが咲き始めていたのですが、もしかすると、とある日の夕方に仏塔前で遭遇したキツネは、フライングで紫陽花に会いに来ていたのかも?なんてことを後から思いました。

2020年6月 1日

6月予定

山法師、例年より綺麗です。1本。

6月ですね。丸い具足池、オオカナダモ引き上げることとします。

ヤマボウシ山法師
KousaDogwood
ミズキ目ミズキ科ミズキ属
開花時期6月~7月
原産地 日本中国朝鮮半島
花言葉 友情

6月7日日曜日8時~9時 真言禅の会
6月8日14時~15時 写経の会

2020年5月28日

月例不動護摩祈祷

5月下旬の久安寺は「オガタマノキ・カルミア・シャクヤク・スイレン・ヤマボウシ」といった花々が見頃を迎えていました。

シャクヤクの花には「はにかみ」という言葉があります。
ことわざに「立てば芍薬(シャクヤク) 座れば牡丹(ボタン) 歩くすがたは百合の花」というものがありますが、シャクヤクの茎がすらりと真っすぐ伸びているところから、女性の姿勢の美しさに例えられたりもします。花の姿からも、小さく開いているときは、はにかんでいるかのようで、満開に開いているときには笑顔をイメージさせるような、可憐な雰囲気を感じるものでした。

そして、カルミアの花には「優美な女性」という言葉があります。
閉じているときには、まるで甘いお菓子がなっているかのようにも見えて、開いているときには、まるで日傘が開かれているかのような姿をしている。色は、白や桃色や梅色といったところでしょうか。一度見ると忘れられないような特徴的な花ですよ。

また、28日には月例不動護摩祈祷を修し、不動明王の御前にて皆さんのお願い事の祈願をいたしました。当たり前の日常、穏やかなときを待ちわびるばかりです。

2020年5月15日

草抜き奉仕

5月10日には、年に一度の「草抜き奉仕」がありました。小雨という空模様にもかかわらず、20名もの方々に集まっていただき、本当にありがとうございました。
また、久安寺の本堂の屋根瓦の修復工事や仏塔の補修工事が終了しましたが、ご協力いただいた皆さまにも感謝、感謝です。

草抜き奉仕の翌日からは、晴れやかな天気が続き、ちょうどシランやキショウブが見頃でしたが、特にキショウブの印象が心に残っています。
不動明王像の前に咲き広がっているのですが、太陽の光をたくさん浴びているキショウブというのが、一段と黄色が映えて美しくて。キショウブの花言葉、幸福をあらわしているかのようでした。

また、不動明王は一見するとちょっと怒ったような表情をしているので、怖い存在に思われるかもしれませんが、実は、力強くも優しい心を持たれているお方ですよ。私たちの心が間違った道に外れてしましそうになったときに、怒ってでも力づくでも、元の道に引きずり戻そうとしてくれる。そんな心が表情にあらわれて、あのような険しいお顔をされています。

2020年5月11日

薬師如来縁日

雨風や黄砂に吹かれても、花は変わらずに咲く。
少し前の、4月下旬ごろだったでしょうか。薬師堂前に咲くハナミズキを見上げたときに、ふとそんなことを思いました。ハナミズキは、薄紅色が美しく、まるで手を大きく広げて、空からの光を受けとめるかのように開く花の咲き方も印象的です。花言葉は返礼や「私の思いをどうぞ、受けとってください」というもの。そんなハナミズキを見ていると、逞しさだけでなく、私たちに光を分け与えてくれるような優しさも感じるものでした。

また、5月のゴールデンウィーク前後には、純白のオオデマリ、むらさきのグラデーションが目を惹くジャーマンアイリス、真っ赤な西洋シャクナゲという、エレガントさを感じる花が揃っていました。西洋シャクナゲは芳泉庭に咲くのですが、その近くにはお釈迦さまが御年35歳で悟りを得た、に続くように菩提樹もあります。

そして、8日は薬師如来縁日ということで、薬師堂にて薬師法を修し、皆さんの病気平癒やコロナ収束への思いを祈願させていただきました。

「病なきときはすなわち薬なし 障りあるときはすなわち教あり
 妙薬は病を悲んで興り 仏法は障を愍んで顕わる」
 弘法大師 空海『秘蔵宝鑰 第四』

2020年5月 4日

「ボタン・イチハツ・シャガ」が見頃

5月初旬の久安寺は、先月から引きつづき「ボタン・イチハツ・シャガ」といった花々が見頃のときでした。その中のイチハツには「付き合い上手」という花言葉があります。4月や5月というのは、本来、入学や入社などの新しい生活が始まるときです。そういったときにこそイチハツの花が「大丈夫。きっと上手く付き合えるよ」と背中を押す出番なのですが...。来年は、今年の分もたくさんのエールが、皆さんのもとまで行き渡りますように。

また、その頃にはアオサギの姿をよく見かけていました。アオサギといえば、天からの使いとも呼ばれ、縁起のいい象徴のひとつ。そんなアオサギが、毎日久安寺に来て何をしているのかな?と思えば、なんと観音さまに会いに来ていたんですね。
観音さまは、慈悲の心で苦しみや病気や厄から人々を救ってくださると言われていますので、アオサギと一緒に、コロナの収束や皆さんの祈願を、一つも取りこぼすことのないように...なんて、安寧にまつわる話をしていたのではないでしょうか。

2020年5月 2日

5月中の堂内月例行事の開催中止

コロナウイルス感染症の状況を受け、5月中の堂内での月例の行事の開催中止を決定いたしましたので、お知らせします。

<5月 月例行事中止>
真言禅の会・写経の会・写仏の会・文化財公開

会館としても使用している薬師堂が建てられて32年、初めてクロスを張り替えました。

2020年4月27日

元気づけようと頑張るボタン

4月下旬、先月の今ごろはちょうどハクモクレンの時期でしたが、今度はシモクレンの出番となり、薬師堂の北西と虚空園に咲きましたよ。モクレンの花は、その形が仏さまの台座となっている蓮(ハス)と似ているといわれますが...木を見上げると、やっぱり似ていますね。
白い木蓮には「慈悲:苦を取り払って楽をもたらすように心を向けてくれること」、紫の木蓮には「恩恵:幸福(恵み)がもたらせられる」という言葉があります。
夏になれば池に蓮が咲きますが、まるで他の季節にも仏さまが姿を変えて、近くまで見守りにきてくださっているかのように思えてありがたいです。

また、虚空園には白いボタン。三十三所堂回廊付近には山吹色のヤエヤマブキ。参道には青紫色のイチハツも咲きました。そのなかでも、ボタンは何だかいつもより開花が早いような...と思ったりもしたのですが、気のせいでしょうか?
世の中では未だウイルスが流行っていますが、花は変わらず咲いてくれています。色とりどりの花々が目に入ってくると、表情も明るくなります。
もしかすると、ボタンは皆さまを少しでも元気づけようと頑張って早くに咲いてくれたのかもしれませんね。そう思うと、とても嬉しいものです。

2020年4月17日

雨上がりの桃色千重咲きツバキの美しさ

4月中旬の久安寺、月例行事の文化財公開日を無事に終えました。本堂から回廊のほうへと進み、三十三所堂より阿弥陀堂へと向かうことができます。中に入ると、当山の開祖・行基菩薩さまが微笑んでいる木造が祀られています。仏塔へ向かう参道にも行基菩薩さまの像が笑顔を見せてくれているのですが、その周りには可愛いわらべたちもいますよ。
新型コロナウイルス感染症のさなかですので、自粛が終わった際にぜひ皆さまに見にきていただければと思います。

また、この週は雨に当たったのですが、そのおかげで雨上がりの桃色千重咲きツバキの美しさを見ることができました。そのなかには2つのツバキが背中合わせに重なっている姿もあり、まるで日本古来の楽器にある鼓(つづみ)のようでしたよ。

そして近況ですが、一昨年の大阪北部地震によって落下してしまった屋根瓦の修復工事も進めています。今の本堂が建立されてから40年が経ちました。この変わり目に、皆さまの願いごとを瓦に墨書をさせていただき、祈願をしておりました。

ご参拝、そして祈願を受けていただいた皆さま、本当にありがとうございました。

2020年4月 7日

おしゃかさまの誕生を祝う"花まつり"

4月の2週目となっても、新型コロナウイルス感染症の影響は冷めやらず、堂内で行う「8日・写経の会」と「10日・写仏の会」は中止とさせていただきました。
そんな中ではありますが、8日の「花まつり」は、ガラス戸をずっと開放する形にするなど万全の準備を取った上での開催となりました。

花まつりとは、おしゃかさまの誕生を祝う日です。遡ること2500年ほど前、今のネパール王国にあたる「ルンビニー」という小さな村で、おしゃかさまは生まれたといわれています。

参拝方法は、おしゃかさまに甘茶を注ぎます。来ていただいた皆さまには、めがね菓子のおもてなしをしました。また、その頃の久安寺には、薬師堂の南側あたりに千重咲きツバキの姿。そのほか西洋シャクナゲよりも一足さきに和シャクナゲが咲き、紅花トキワマンサクも鮮やかになっていましたね。
花の咲く形はそれぞれ違うのに、色味はどれも近く。春を表すかのように、可憐な桃色ばかり。

こんな時世ではありますが、参拝に来ていただいた皆さまありがとうございました。