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久安寺ブログ

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2019年6月30日

自然が生んだハート型アジサイ

先月からすでに梅雨入りをしていたところもあれば、つい最近やっと雨を感じる時期を迎えたところありましょうか。久安寺もまた、平年よりもとても遅い梅雨入りをしたという地域に含まれておりました。
しかし、長らく天候に恵まれたことにより、日差しが注がれたアジサイの姿というのを、多くの方々にお届けすることができたのであれば幸いです。

具足池に浮かぶ姿だけでなく、「アナベル」や「墨田の花火」という品種をはじめ、5,000株ものアジサイが楼門、参堂など、境内のあちらこちらにて様々な顔を見せてくれております。なかには、ハート型へと自然が生んだものもあり、ご参拝される皆さまに喜んでいただけているようでした。

引き続き、沙羅(夏椿)も見頃であります。蓮は、次の出番に供えてツボミを見せ始めているという段階ですね。

これからしばらくは傘の出番も増えるでしょうが、雨粒とアジサイが触れ合う姿というのも、美しいものでございます。私たちにとっては気を重たくさせる雨ともなりますが、草木や花々にとっては大切な「エネルギー源」となります。地が潤されることによって、植物たちは土から水分を吸い上げることができ、葉を広げたり、花を大きく咲かせたりとできるのです。

さらに仏の道では「法雨(ほうう)」ともいいます。植物だけでなく、生命ある全ての者に潤いを与え、心を救うといわれているのです。
雨は心を洗ってくれるもの。心悩ませる苦しみから救い出してくれるもの。そのような恵みの気持ちで仏が手を差し伸べていることと思うと、また見え方も変わってくるのではないでしょうか。

2019年6月24日

いよいよ夏本番

季節は夏至を過ぎ、いよいよ夏本番へと向かっていくものとされていますが、まだ梅雨の最中でもあります。空が照った日と湿った日が入り交ざることによって、気のバランスが乱れるときでもございますが、団体さまや多くの方が久安寺へと足をお運びくださっていただけていることに、心より感謝をしております。

咲き誇るアジサイ、
水辺で安らぐアジサイ、
どちらも色濃く、見頃を迎えておりました。目で見る風景だけでなく、レンズ越しの風景を楽しまれている方もお見かけいたします。皆さまの声や表情から、喜びが垣間見えますことに、何よりも嬉しく思っておりました。

最近では、柴や、黒柴、そしてフクロウといった参拝客さまも具足池へとお立ち寄りくださり、心和やかなひとときを共有させてもいただきましたね。

今は舎利殿・涅槃堂近くに咲く「沙羅(夏椿)」、薬師堂前の広場にて咲く「菩提樹」の時期でもございますので、そちらも直覧いただければと思っております。
沙羅は、お釈迦様に縁あると伝わる「沙羅双樹」の類似植物ともいわれます。しかし、熱帯を好む沙羅双樹は、日本の気候では健やかに育つことは難しいのです。
それを知ると、沙羅の姿からは、この国のように亜寒帯・温暖湿潤などが混ざり合った気候の下に生きる者たちも見守れるようにと、沙羅双樹の姿を写してくださったようにも思え、いつもお側に身を置いて下さっているように感じるものにございます。

2019年6月17日

青葉まつり

6月半ばの久安寺では、つい先日、弘法大師空海・お大師さまの誕生を祝う「青葉まつり」を開かせていただきました。宝物殿の開放日でもあり、多くの方にご参拝いだけましたことを感謝しております。
京都府から足をお運びくださいました高野山真言宗・楞厳寺密教婦人会の御一行さま、大阪府・阿倍野区から来てくださいました御一行さまにも、この場をお借りしてお礼を申し上げます。


さて、今時期は入梅にあたる季節でございますが、心まで空模様の影響に及ばされてしまってはおりませんでしょうか。
もし、そのようなときには、花々に癒しを求めるのもひとつにございます。今年も具足池・手水舎に「アジサイの花浮かべ」を開始してもおりました。サラ・スイレン・タイサンボクの花も、皆さまのお心を晴れ空へと繋ぐ橋渡しとなれるようにと咲き揃っておりました。ぜひ、活力をいただいきに来ていただければ本望にございます。

そのなかのアジサイ、語源のひとつには、「藍色の小さな花が密集して咲く」というものがございます。
真ん中部分が「真花」であり、外側部分は「装飾花(ガク)」であることを知っておりましょうか?
いくつもの小さな花たちが手を繋ぐかのような姿によって生まれる美しい姿からは、この花が持つ「友情・団結」という言葉を、身をもって私たちに伝えているかのようにも思えるのです。

人というのもまた、人と寄り添うことや助け合うことで、幸せが咲き広がっていくものにございます。
花浮かべをご覧いただく際には、その心を忘れずに、多くの皆さまと共有していただくことをお願い申し上げます。

2019年6月10日

紫陽花の開花

青葉の候となり、カシワバアジサイを皮切りに、今年も紫陽花の開花が始まっております。
紫陽花は、牡丹と並んで久安寺を代表する花でありますが、見事に咲いてみせようと、毎日少しずつ成長をしておりました。満開まで、今しばらくお待ちくださいませ。
その他、江戸系・花菖蒲、ブラシバナ、ハコネウツギ、ユキノシタを楽しめる時期でもあり、隣県の三重県・普門寺から参られました御一行さまを、お出迎えしておりました。

さて、今月の久安寺では「瞑想と朝粥の会」など、体験の場を多く設けております。
府内の高石市・念通寺から参られました団体さまは「写経の会」へと、ご参加くださいました。

写経という行いは、仏の言葉が込められている経典を書き写していくものでございます。僧侶の修行のひとつと認識されておりますが、皆さまの心を晴れやかにするための「道しるべ」や、支えともなるものと思っております。筆をとり、仏の教えと真っ直ぐに向き合うことで、奥底に眠る悩ましい心へと寄り添ってくださることもあれば、ときには心の荒波をも鎮めてくださります。

人が人と共存し生きていく世の中では、精神が乱れてしまうことは誰もがありましょう。そのときは、決して1人きりで抱えてしまわずに、久安寺へとお立ち寄りくださいませ。
写経だけでなく、仏の下に長く住んでいる花々もまた、皆さまにパワーをお送りしたいとお待ちしておりますゆえ。

2019年5月 1日

2019ゴールデンウイーク

おはようございます久安寺です。
この文章を書いている現在は、ゴールデンウイーク。
今年は改元を迎えるおめでたい時期でもあり、心新たに日々精進をしております。

花の名所として皆さんに親しまれている久安寺、この時期は、いろいろな花がお迎えの準備をしています。
その代表的な花が牡丹。久安寺の牡丹も、今まさに見頃を迎えています。


ところで、牡丹という花には「牡」という言葉が入っています。
花というと女性的なイメージがありますよね。
なぜこういう名称なのか気になり調べたところ、面白いことに気づきました。

牡丹の花言葉の1つが「王者の風格」。どうやら牡丹はずっと男性的な花として扱われてきたようなのです。
牡丹の持つ迫力はとても男性的、そして毅然とした女性の美しさも浮かんできます。

白い牡丹には凛然とした品があり、新しい元号を迎えるために咲いているかのよう。そして深い紫の花は、仏教の長い歴史を寿いでいるようにも見えます。

令和という時代を迎え、今年もまた素晴らしい花たちを見ることができることに感謝をしながら、1人でも多くの皆様の笑顔に出逢えるこの休日を、心より楽しみにしております。